...特に私たちはヒネしょうがとにんにくを持っていたので...
石川欣一 「飢えは最善のソースか」
...人に由っては大蒜(にんにく)が可(え)え...
泉鏡花 「婦系図」
...畜生の身ぞ信深くて心素直(すなほ)にも忍辱(にんにく)の道守るならむ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...布施と持戒と忍辱(にんにく)と精進(しょうじん)と禅定(ぜんじょう)と智慧(ちえ)がそれです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...かかるせつなき真赤な嘘もまた出家の我慢忍辱(にんにく)と心得...
太宰治 「新釈諸国噺」
...奴僕(ぬぼく)のごとき忍辱(にんにく)を重ねていたからであったが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...烏賊をトマトで煮て少量の大蒜(にんにく)で風味を添える仏蘭西料理の説明が暫(しばら)くつづいた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...忍辱(にんにく)にまさる功徳(くどく)は無いと釈尊も仰せになりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...慈悲と忍辱(にんにく)の道場であって...
中里介山 「「峠」という字」
...浜大蒜(はまにんにく)の中で鮎子さんとトクさんと...
久生十蘭 「キャラコさん」
...大蒜(にんにく)の入った小さな袋が帆布の間に挾っていた...
久生十蘭 「ノア」
...修道僧のそれのような限りない忍辱(にんにく)の影を宿しています...
久生十蘭 「ハムレット」
...所謂柔和忍辱(にんにく)の意にして人間の美徳なる可しと雖も...
福沢諭吉 「女大学評論」
...蒜(にんにく)を求めると葱(ねぎ)...
南方熊楠 「十二支考」
...これに応ずるに忍辱(にんにく)を以てし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...忍辱山(にんにくさん)に陣を取り...
吉川英治 「剣の四君子」
...それの野望へ賭けた人知れない忍辱(にんにく)の生活裏では...
吉川英治 「私本太平記」
...忍辱(にんにく)の孤忠ではあるまいか...
吉川英治 「新書太閤記」
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