...相手が軽口を叩いてもにこりともせず...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...にこりと笑みを動かした...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...にこりと笑ってその方へ足早に歩いていった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...房枝はさっきの自動車にこりて...
海野十三 「爆薬の花籠」
...にこりともしなければ...
高見順 「いやな感じ」
...女中さんは、にこりともせず、やはり、まじめな顔をしている...
太宰治 「鴎」
...固パンはにこりともせず...
太宰治 「十五年間」
...」とにこりともせず言い切って...
太宰治 「新釈諸国噺」
...僕はにこりともせず屈伸鍛錬を続けていたが...
太宰治 「パンドラの匣」
...すると19はにこりともせずに答えるのだった...
谷譲次 「踊る地平線」
...にこりともせず冷かに頷いてくれた...
豊島与志雄 「変る」
...そして初めの失敗にこりて...
豊島与志雄 「微笑」
...「少し痩(や)せたようですね」「なにこりゃ私(あたし)の持前(もちまえ)だから仕方がない...
夏目漱石 「道草」
...作者があまりに技巧にこりすぎ...
平林初之輔 「「陰獣」その他」
...それにこりゃなかなか肝腎なことだがね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...「これにこりてお酒やめればいい」と云ったら宮川氏「イヤ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いかにわたしが骨惜しみをするか・いかにわたしが自己流にこりかたまっているか・をご承知の方々は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すこしそこの茶屋でおやすみ遊ばしてはいかがですか」老母もにこりと顔を見せた...
吉川英治 「新書太閤記」
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