...保吉は面皰(にきび)の多い小僧に Van Houten はないかと尋ねた...
芥川龍之介 「あばばばば」
...大きい面皰(にきび)のある由を書いた...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...大きな面皰(にきび)を気にしながら...
芥川龍之介 「羅生門」
...大きな面皰(にきび)を氣にしながら...
芥川龍之介 「羅生門」
...葉子は愛子にきびしくいいつけて貞世を六畳から呼び返さした...
有島武郎 「或る女」
...特にきびしく教育をした...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...それは二十八年の暮から二十九年に掛けて一言一行の上にきびきびしく現われておる...
高浜虚子 「子規居士と余」
...さいわいにきびしいおとがめもござりませんで...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...アメリカのウォール街あたりの人のように実にきびきびと物事をビジネス的に処理する人らしく思われる...
寺田寅彦 「柿の種」
...にきびが出来たのってえ事が面白いんですか」「ええ...
夏目漱石 「草枕」
...ニッカーを穿いた面皰(にきび)だらけの青二才がはいってきた...
久生十蘭 「金狼」
...生涯ヨーロッパへ帰れないようにしてやる」なぜ手紙までそんなにきびしくするのかというと...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...自分の鼻の頭に吹き出したにきびを見ようと思ったのである...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...自分で自分にきびしく課した人生を生きんと試みてゐた日々にほかならなかつた...
堀辰雄 「姨捨記」
...警官風にきびきび言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...空蝉は待っていたようにきびしい小言(こごと)を言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...寒さは真冬のようにきびしく...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...ついにきびしい監視の下(もと)に隔てられてしまったので...
吉川英治 「親鸞」
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