...大きい面皰(にきび)のある由を書いた...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...中学二年生の額ににきびの出来る春なんだ...
石川欣一 「山を思う」
...にきびが、とてもひどいけれど、わるい顔ではない...
太宰治 「正義と微笑」
...更にきびしい口調で言った...
太宰治 「竹青」
...顔はあんなににきびだらけで汚いけれど...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...にきびだらけのみじめな腰弁にいたるまで...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...にきびが出来たのってえ事が面白いんですか」「ええ...
夏目漱石 「草枕」
...あのにきび野郎に手籠にされた上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いつもにきびがどこかに出来ている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...欲するならば昼間におけるのと同じようにきびしく守られることができます...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...夫(おっと)が出がけにきびしくいいつけておいていった...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「青ひげ」
...ジュピターから犬にきびしく言いつけた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...殊にきびしかった...
本庄陸男 「石狩川」
...そしててかてか光る顔ににきびを一ぱい吹き出さしていた...
牧逸馬 「舞馬」
...顔つきぜんたいは冷やかにきびしく...
山本周五郎 「さぶ」
...礼儀作法も武家なみにきびしく躾(しつ)けたが...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...鉄甲にきびしく鎧(よろ)った一名の大将が...
吉川英治 「三国志」
...にきびだらけの顔の脂肪(あぶら)にこびりつき...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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