...保吉は面皰(にきび)の多い小僧に Van Houten はないかと尋ねた...
芥川龍之介 「あばばばば」
...赤く頬に膿を持った大きな面皰(にきび)を気にしながら...
芥川龍之介 「羅生門」
...葉子はふらふらとふだん空想していたその心持ちにきびしく捕えられて前後も知らず家を飛び出した事があった...
有島武郎 「或る女」
...生残りの船員にきびきびした命令を下しはじめたのであった...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...私は私にきびしく注がれているそれらの眼を鞭(むち)のようにぴしぴしと感じた...
高見順 「如何なる星の下に」
...面皰(にきび)だらけの歌を十首ばかり作りあげ...
田中英光 「オリンポスの果実」
...顔はあんなににきびだらけで汚いけれど...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...彼らはたがいにきびしく批判し合った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...顔中到る所に吹出した面皰(にきび)をつぶしながら...
中島敦 「十年」
...飛んだ間違ひで亡(な)くなられたので」「えツ」あのにきびだらけの大馬面(づら)が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ニッカーを穿いた面皰(にきび)だらけの青二才がはいってきた...
久生十蘭 「金狼」
...きのうできたにきびだ...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...顔つきは鋼鉄みたいにきびしいカルクマンが...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...冬でも寒さが非常にきびしいということはめったになく...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...たぶん言葉どおりではないだろうな」「自分には特にきびしい人だからね」登はまもなく立ちあがった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...顔つきぜんたいは冷やかにきびしく...
山本周五郎 「さぶ」
...顔にはぼつぼつ面皰(にきび)まで誇示している...
吉川英治 「新書太閤記」
...周馬のにきびだらけの面相などとは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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