...不幸なリップはついにがみがみ女房のために...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...かくのごときは芸の上の鬼神(おにがみ)なれば...
泉鏡花 「歌行燈」
...おれはあんなにがみがみいうんじゃなかった...
海野十三 「火星探険」
...自分ばかりを仇敵(かたき)のやうにがみ/″\いふのである...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...おにがみのようにうたわれながらなんとしておくれを取ったるぞ」との仰せに...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...憎(にく)い死神(しにがみ)めに欺(だま)されたのぢゃ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...とりようによっては苦味走(にがみばし)って可愛ゆいところがあると...
中里介山 「大菩薩峠」
...舌の先がにがみをおぼえはじめ...
新美南吉 「嘘」
...男振(をとこぶり)にがみありて利發(りはつ)らしき眼(まな)ざし...
一葉女史 「大つごもり」
...何も風波(ふうは)もなければ苦味(にがみ)もない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...苦味走(にがみばし)つた口許――すべての...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...終始其處には一種異樣な苦味(にがみ)が漂つてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...同じ国頭(くにがみ)へ行くのでも...
柳田国男 「海上の道」
...国頭(くにがみ)方面では海神がウンジャミだから...
柳田国男 「海上の道」
...にがみばしったいい男であり...
山本周五郎 「青べか物語」
...おれがいちゃあみんなのためにならねえっていうんだ」「なにがみんなのためにならないの」「いま云ったじゃあねえか」重吉はじれたように力をいれて云った...
山本周五郎 「ちゃん」
...苦味(にがみ)を口いッぱい頬ばったような面持をたたえていた...
吉川英治 「黒田如水」
...あとの苦味(にがみ)はいつまでも消えまい...
吉川英治 「新書太閤記」
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