...」「なるほど、そう云うものですかな...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...なるほど、穴はぜんぶふさいだのにもかかわらず、まだすこしずつ気圧が下がっていく...
海野十三 「宇宙戦隊」
...なるほど」「見えない金属Qは...
海野十三 「金属人間」
...なるほど仏教の理想は...
高神覚昇 「般若心経講義」
...なるほどこのスリルと爽快味(そうかいみ)だけは...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...」「なるほど...
オシップ・ディモフ Ossip Dymoff 森鴎外訳 「襟」
...そのうちに、ニコルをやけに急激にねじ回していると、なんだか、時々ぱっぱっと動くものがあるような気がするので、それに注意を集注して見ると、なるほど、ちゃんと書物に記載してあると同じようなものが見える...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...万有は意欲するということをそれにつけ加えるならばなるほど意味深いことであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「なるほど、ではそのお嬢様の幽霊話はあとにして、清姫様の帯の謂(いわ)れ因縁(いんねん)から説き明かすことに致しましょう」ようやく話は本問題に入るのである...
中里介山 「大菩薩峠」
...「なるほど」駒井はそれを受取ってひもといて見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...僧形の同職は、なお念をおして言いました、「かりにその時、退引(のっぴき)なく三年間というもの、この木曾山を公儀へお貸し申してみてごろうじませ、それはなるほど、木曾山山林だけで、大公儀の財政の急を救ったかも知れませんが、山はさんざんになって、この頭のような有様になってしまわないとも限りませぬ」といって僧形の同職は、自分の頭をツルツルと撫で廻し、「しかるに先生のお頭(つむり)のように、いつも若々しく緑の色鬱蒼(うっそう)と、この木曾の山が森林美を失わずにおられますのは、つまりその時の鈴木千七郎殿の舌一枚でございました」と言われて道庵がくすぐったい顔をして、自分の頭の即製のハゲかくしを撫でてみました...
中里介山 「大菩薩峠」
...マドロスさんが……」なるほど...
中里介山 「大菩薩峠」
...じっと寝かされている彼の神経はじっとしているのが苦になるほど緊張して来た...
夏目漱石 「明暗」
...かかる剰余の資本または収入は、なるほど常に、これを所有する個人によっては、彼がより多くの労働を支持し得べき増加基金と考えられるであろうが、しかし国全体として見れば、その一部分がより以上の食物量に換えられ得ない限り、それはより以上の数の労働者の維持のための有効基金とはならぬであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...)うむ、なるほど...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...なるほどそれにつけ加えることができよう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...なるほど、よく見ると、李逵の顔は墨だらけだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...三人が三人とも、卑(いや)しげな眼をお通へ集めて、「なるほど」と、呻(うめ)き合っている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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