...若し我を索(もと)むるものならば奈何せん...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...最少限度に於てでも特質を持っている物ならば...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...自分の生活を生かすといふのならば...
小穴隆一 「二つの繪」
...名物の力餅、他の處ならば、辨慶の名を負ふべけれど、こゝは碓氷貞光の名を負ひたり...
大町桂月 「碓氷峠」
...萬一矛盾するものならば...
戸川秋骨 「道學先生の旅」
...それならば知識社会学にでも一任してよいかも知れない――初めを見よ...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...諸君がわたしなどに声をかける値打ちがあると認めるならば)...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...さのみ京へ急ぐことがないならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...人情の機微を察することかくの如くあったならば...
穂積陳重 「法窓夜話」
...もしも拙(まず)く行ったならば...
本庄陸男 「石狩川」
...以上の観察を記録簿一般に当てはめるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...真実を語るならば...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...なんとかして続けてやって行きたいとならば...
三好十郎 「俳優への手紙」
...(c)いやもっと大胆にいうならばこの世のすべての誤りは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もし静かに落ちついて生きることができたのならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この夜祭との関係を言うならば...
柳田国男 「年中行事覚書」
...もし差等があるならば疑いもなく持って生れたものであった...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...なぜならば、今、数万の役夫を徴用(ちょうよう)して、あの江越(ごうえつ)国境の山また山を除雪しながら進む難儀は、それをもっと早い一月に決行しても、去年の冬に断行しても、帰するところ、難渋(なんじゅう)な点は同じであった...
吉川英治 「新書太閤記」
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