...金どんはあんまり生物識(なまものしり)を振まはすから...
芥川龍之介 「饒舌」
...即(すなわ)ちここの市長(しちょう)並(ならび)に町会議員(ちょうかいぎいん)は皆(みな)生物知(なまものし)りの町人(ちょうにん)である...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...こう云う風な生物(なまもの)の多い...
谷崎潤一郎 「細雪」
...生物(なまもの)...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...生物(なまもの)...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...生物(なまもの)...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...それは世間のなまものしりがたま/\事のなりゆきを見てそういう風に云いたがるのではござりますまいか...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...生物(なまもの)の多い新鮮な料理の箸との...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...生物知(なまものじり)を書くと笑われますよ」と言って山の通人が...
中里介山 「大菩薩峠」
...「此店(こゝ)ぢや生物(なまもの)は扱はないだらうな」「そりや親分」言ふだけ野暮で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「好きだからつて無闇に生物(なまもの)を食ふな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「好きだからって無闇に生物(なまもの)を食うな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なまものは汽船には積めまいの...
服部之総 「黒船前後」
...なまものじりの当時の常識批判は片腹痛く苦々しいものに感じられたのであったろう...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...中川も張合(はりあい)なき顔して「それならば生物(なまもの)ばかり噛(かじ)っているに限る...
村井弦斎 「食道楽」
...地道に行きよったら生物(なまもの)は腐ってしまいます...
夢野久作 「近世快人伝」
...孫子の代まで生物(なまもの)は売らせまいと思い思い空(から)になった荷籠(めご)を担いで帰って来ます...
夢野久作 「近世快人伝」
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