...彼等の牙は生白(なまじろ)く光って...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...不浄観のことが分り易い仮名交(かなまじ)り文で書いてある書物は...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...なまじ約束なんかすると...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...心のうちに討議し熟慮した重大なまじめな悪行である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...なまじなことをしては...
直木三十五 「南国太平記」
...なまじい一つの物を十筋(とすじ)二十筋の文(あや)からできたように見窮(みきわ)める力があるから...
夏目漱石 「思い出す事など」
...なまじ、御父さんや御母さんから取次ぐと、かえって感情を害するかも知れないからね」「ええ僕もそう思っています...
夏目漱石 「行人」
...なまじい石抔を抛げなければ可(よ)かつたと思つてゐる...
夏目漱石 「それから」
...今度の事件より寧ろあの時僕がなまじいに遣(や)り遂(と)げた義侠心だ...
夏目漱石 「それから」
...謝罪をしなければその時辞職して帰るところだったがなまじい...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...腰から下は生湿(なまじめ)りのまま...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なまじお茶がらない良さはあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なまじつか、空つぽの煙草入をぶら提げて歩いて、人樣の煙草を貰つて吸ふより、煙草入を忘れて來たといふことにした方が立派でせう」「立派だつてやがる、――成程それだけサバサバして居ると、巾着切(きんちやくきり)が車掛りで攻め寄せても驚かねえ」「でせう、だから此方は膽がすわつてますよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なまじっかなことをすれば...
久生十蘭 「鈴木主水」
...なまじっかな仲裁では...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...私はなまじつか私小説らしいものを書いたため...
堀辰雄 「小説のことなど」
...なまじ器用な声がでたりなにかするところから...
正岡容 「初看板」
...なまじ智慧の利(き)くところから...
吉川英治 「三国志」
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