...僕はこのなまけ者どもの上の特権者だ...
大杉栄 「続獄中記」
...皆(みな)ロシヤの怠惰者(なまけもの)に適當(てきたう)してゐる哲學(てつがく)です...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...私は貧乏で、なまけもので、無学で、そうして甚(はなは)だ、いい加減の小説ばかり書いている...
太宰治 「困惑の弁」
...いつもの癖で、今日もなまけた、原稿も書かなかつたし、書債も償はなかつた、書くべき手紙も書かなかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...身心不調で今夜もなまけてしまつた...
種田山頭火 「松山日記」
...私がなまけると直ぐこれだもの」お島は出てゆく時も...
徳田秋声 「あらくれ」
...実は学課をなまけて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...なまけ者だと答える...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...『なまけ者!』これは実に一個の肩書であり...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...怠惰者(なまけもの)たちだなあ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なまけたいのが本能だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...なまけ者で通っていた私が...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...無理して秋に弱つては困ると思ひ、なまけてゐます...
原民喜 「書簡」
...なまけて探しに出ないと大損をします...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...彼(かれ)は私(わたし)どもに懶聲(なまけごゑ)を出(だ)すことゝ...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...怠慢(なまけ)てはいられませぬぞ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...なまけぐせをだしおって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...學校を一日なまけてY――君もけふ一日私と歩かうといふことになつた...
若山牧水 「梅雨紀行」
便利!手書き漢字入力検索