...なまけ者の右足には...
薄田泣菫 「茶話」
...やはりなまけていたとお思いになるかも知れませんが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...あんまりなまけたので昔(むかし)私(わたくし)の先祖(せんぞ)は神様(かみさま)に撲(なぐ)られまして...
竹久夢二 「コドモノスケッチ帖」
...なまけものだから...
太宰治 「新ハムレット」
...所詮、君たちは、なまけもので、そうして狡猾にごまかしているだけなのである...
太宰治 「如是我聞」
...なまけ者の空想ほど...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...それに何分なまけ者で...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...何ういうつもりで書いたのだろう? 自分は平常(ふだん)懶惰者(なまけもの)で通っている...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...二十貫(かん)から御ありでしょう」「なまけるからね」「エ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...長い年月の間、たとい病気の時でさえ、一回の稽古(けいこ)をも一回の管弦楽試演をも欠かしたことのない、この生真面目(きまじめ)な少年は、今やよからぬ口実を捜し出しては、仕事をなまけた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...愛すべき怠惰者(なまけもの)だったが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...わたし何だか急になまけたくなっちまったのよ...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...退社の時刻は一分間だっておまけをしないなまけ者だった...
平林初之輔 「夏の夜の冒険」
...性来なまけものの私は...
松本泰 「日蔭の街」
...Streber はなまけものやいくぢなしよりはえらい...
森林太郎 「當流比較言語學」
...なまけものの女の子はすっかりよろこびました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ホレおばあさん」
...百姓がなまけて耕してくれぬので困っておると...
柳田國男 「日本の伝説」
...出仕もなまけているのだろうか...
吉川英治 「私本太平記」
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