...この町に私の居処を見つけた...
...彼女は居処を失った猫を保護した...
...居処を見つけるためにアパートを巡る...
...無人島に居処を作りたいと思ったことがある...
...彼は居処を得るために新しいアパートを探している...
...ある年の冬番人を置いてない明別荘の石段の上の方に居処を占めて...
レオニイド・アンドレイエフ Leonid Andrejew 森鴎外訳 「犬」
...居処(いどころ)って奴は案外人間を束縛するもんだ...
石川啄木 「一利己主義者と友人との対話」
...居処を知らなけりゃ薄情じゃないか...
泉鏡花 「婦系図」
...」主税は笑って、「その事じゃない、馬丁の居処さ...
泉鏡花 「婦系図」
...犯人の居処? 犯人は誰だッ」「犯人は誰だか知らない...
海野十三 「疑問の金塊」
...君の居処(いどころ)を訊いて尋ねて往こうかと思ってたところだ...
田中貢太郎 「雨夜続志」
...どうしても居処(いどころ)が判らない...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...七母親の居処が知れて...
近松秋江 「狂乱」
...心一つ居処をたしかにしてな...
樋口一葉 「うつせみ」
...駕は菊の井の隠居処よりしのびやかに出ぬ...
樋口一葉 「にごりえ」
...所謂(いわゆる)独立心の居処(いどころ)が分らなくなる...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...偶然(ひょっ)とポチの居処(いどころ)を知っていて...
二葉亭四迷 「平凡」
...水精(ニンフ)の居処(いどころ)をわれわれに教えてくれるんだからね...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...『ニンフ達の居処を君に教えることが出来るのは...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...われいなみて従はず終に高粱の上をわれらの居処と定めぬ...
正岡子規 「従軍紀事」
...民さんは居処を嫌(きら)われたんです...
室生犀星 「生涯の垣根」
...江戸の居処は墓誌に杉本仲温が書してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...次第にこちらの人の居処が移って...
柳田国男 「海上の道」
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