...この町に私の居処を見つけた...
...彼女は居処を失った猫を保護した...
...居処を見つけるためにアパートを巡る...
...無人島に居処を作りたいと思ったことがある...
...彼は居処を得るために新しいアパートを探している...
...暴風の襲来せんとする時は、小鳥でも鶏でも、居処がちがふ...
石川三四郎 「百姓日記」
...自分の居処(いどころ)を安堵(あんど)せんと欲して...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...どうしても居処(いどころ)が判らない...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...今度居処を変ったのに...
近松秋江 「狂乱」
...そのうちにも自然居処が知れるようなことがあったら...
近松秋江 「狂乱」
...居処が知れないためにほとんど京都中を探(さが)して歩いていたことを怨(うら)みまじりに話して...
近松秋江 「狂乱」
...心一つ居処をたしかにしてな...
樋口一葉 「うつせみ」
...ただその人の才徳とその居処(きょしょ)とによりて位もあるものなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...所謂(いわゆる)独立心の居処(いどころ)が分らなくなる...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...あなた方が僕にニンフ達の居処を教えて下されば...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...ただし野干咆ゆるより虎の居処知れ討ち取らるる例多しとウットが書いた...
南方熊楠 「十二支考」
...九巻四八章に章魚(たこ)居処に随って色を変ずとあった...
南方熊楠 「十二支考」
...民さんは居処を嫌(きら)われたんです...
室生犀星 「生涯の垣根」
...居処多種鉄蕉...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...江戸の居処は墓誌に杉本仲温が書してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...鼠の居処を狭(せば)めて...
柳田国男 「海上の道」
...アトから考えると親方の虫の居処(いどころ)がその日に限って日本一悪かったらしいね...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...私は真直(まつす)ぐ母の居処(ゐどころ)をさがして...
若松賤子 「黄金機会」
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