...鷹山(ようざん)上杉治憲(うえすぎはるのり)公が日向高鍋(たかなべ)城主...
淡島寒月 「土俗玩具の話」
...重ねて祈り申さく思のまゝのなべてを行ふ后(きさい)の宮よ...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「びるぜん祈祷」
...低い緑色の鍋(なべ)をふせたようなものが見える...
海野十三 「三十年後の東京」
...又例の寄(よ)せ鍋(なべ)にてもいたすべし十二月二十四日 丸之内倶楽部俳句会...
高浜虚子 「六百句」
...父が居なくなってから、母はランプの石油を、余計に費(つ)いやすことを恐れて、夜なべが済むと、すぐ戸締りして、寝床を作った...
徳永直 「戦争雑記」
...たま/\にたち出でゝみれば花ながら胡瓜のしりへゆがまひて居り眞日の照り日の照るなべにさぶしらに胡瓜の黄葉おちにけるかもはや土用にもいりたるに...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...舷(ふなべり)に引揚げました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おでんやは鍋(なべ)の廻りに真黒に人が立ち...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...なべをかして下さい」といいます...
林芙美子 「お父さん」
...智惠無(ちゑな)しの奴(やつ)め大鍋(おほなべ)の四邊(ぐるり)に夫(そ)れッ位(くらい)無駄(むだ)がついて居(ゐ)るでは無(な)いか...
樋口一葉 「たけくらべ」
...慌てゝ舟舷(ふなべり)に走るわけには行かない...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...蘭軒を神辺(かんなべ)の家に立ち寄らせようとして...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...幼女とらを率(ゐ)て神辺(かんなべ)に帰り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...私が肥っているのを見て煮て喰いとうなって保険の鍋(なべ)に這入れとすすめに来る奴です...
夢野久作 「近世快人伝」
...蛤鍋(はまなべ)...
吉川英治 「江戸三国志」
...智深が鍋(なべ)へ手を出したので...
吉川英治 「新・水滸伝」
...夜業(よなべ)に絵の具をなすッていた半斎...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...押しなべて彼らは一様な貧書生であった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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