...おなべがにたって...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アンネ・リスベット」
...草木(くさき)はなべて...
薄田淳介 「白羊宮」
...そこはいわゆる大衆的な牛鍋屋(ぎゅうなべや)で...
高見順 「如何なる星の下に」
...私はぼんやりお鍋(なべ)に両手をつっこんだままで...
太宰治 「女生徒」
...なべの中に溶け行く雪塊に運命の不思議を歌わせ...
寺田寅彦 「映画時代」
...なべては安息香となり...
ボードレール 富永太郎訳 「或るまどんなに」
...鍋(なべ)の泡(あわ)をしゃくっていい時分だ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...鍋(なべ)で幾杯(いくはい)となく沸(わか)しては飮(の)むので夥(したゝ)か減(へ)らして畢(しま)つて...
長塚節 「土」
...不思議な事にはその鍋(なべ)の蓋(ふた)を見ると大小十個ばかりの穴があいている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...何か寄鍋(よせなべ)でもつつきたいと云う...
林芙美子 「新版 放浪記」
...おしなべてみんなが年(とし)を取(と)りましたこと...
水野仙子 「冬を迎へようとして」
...新に神辺(かんなべ)に来て...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...隣村川辺(かわなべ)(現在の市川町)の中川という家から養子に来た人である...
柳田国男 「故郷七十年」
...火鉢に燗鍋(かんなべ)...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...焚火には鍋(なべ)がかけてあった...
山本周五郎 「橋の下」
...裏通りから鍋屋小路(なべやこうじ)へ...
吉川英治 「江戸三国志」
...員弁(いなべ)郡の土豪...
吉川英治 「新書太閤記」
...御用焼(ごようや)きの色鍋島(いろなべしま)を克明(こくめい)に制作している...
吉川英治 「増長天王」
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