...」「実際僕にはなにもかもわからなくなってしまいました...
伊藤左千夫 「廃める」
...灯(ひ)をつけないから、なんにも見えやしない」いままで、明るい台所(だいどころ)にいたおかみさんには、なにもかもが、ぼんやりと見えた...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...なにもかもお終いだ...
海野十三 「深夜の市長」
...なにもかも」戦いに敗れただけではない...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...なにもかもが守られるべくして守られてるってことだ...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...なにもかも投げ捨てよう...
豊島与志雄 「旅だち」
...棕櫚の鞭で頭をたたくことのほかはなにもかも気に入つてた先生はもう顔を見ることもできない...
中勘助 「銀の匙」
...仏壇の位牌(いはい)もなにもかも...
長谷川時雨 「人魂火」
...……ところでな、いま、比丘尼の死骸を見たんで、なにもかも、いっぺんに綾が解けた」「それは、また、どうして?」「あれは身投げでもなんでもなくて、死骸をあそこまで運んで来て身投げに見せかけたということは、水を飲んでいないことでも、また、草履の裏に土がついていないことでもよくわかる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...なにもかもすんでしまったあとでは...
久生十蘭 「だいこん」
...なにもかもいっぺんにやってくる春だ...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...なにもかも空虚で...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...人目でかれはなにもかも了解(りょうかい)した...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...まったくこうなにもかも見すかしてしまってはね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...なにもかもが目のまえからきえてなくなってしまいました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「こわいことを知りたくて旅にでかけた男の話」
...なにもかもがなつかしくてたまりません...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...きっとなにもかも申上げてしまうでしょ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...古い殻をぬぎ捨ててなにもかも新らしく始めるのだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
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