...大勢のなすがままに任せていたので...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...そのなすがままに任せる上に...
泉鏡花 「婦系図」
...なすがままにさせておくと...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...暫くの間老人のなすがままになっていたが...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...うっとりとしてなすがままに任せている...
中里介山 「大菩薩峠」
...なすがままにさせて放(ほう)っておいた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...ただ肥った男のなすがままにしておいた...
夏目漱石 「門」
...なすがままにされてゐるのか...
原民喜 「壊滅の序曲」
...そのなすがままに任せることも出来たはずだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...金五郎は擽(くすぐ)ったく、変な気持になって来たが、お京を怒らせたくはなかったので、なすがままに、まかせていた...
火野葦平 「花と龍」
...海底の二人はこのスペイン人のなすがままだと悟った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...だが今はメイフィールドのなすがままだ」メアリの顔がますます青くなった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...驢馬ひきやその他大勢のみだらな奴僕たちのなすがままに委せたという...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一四参木はしばらくオルガのなすがままにまかせていた...
横光利一 「上海」
...張飛のなすがままになっていた...
吉川英治 「三国志」
...大鷲(おおわし)は心地よげに竹童のなすがままにまかせていた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...なすがままにさせているようだったら...
吉川英治 「新・水滸伝」
...数多い宮殿や神殿の掠奪は兵士のなすがままにしたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索