...じっと腕組みをなすったまま...
芥川龍之介 「俊寛」
...無窮(むきゆう)のその声をぞ染めなす『緑』よ...
石川啄木 「詩」
...故に友に過大の要求をなすべきではない...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...社会問題の基礎的な問題をなすべき経済関係の出版物の口数は...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...二人の姿を見て「何うなすったんで?」と...
直木三十五 「南国太平記」
...風月堂に徃き夕餉をなす...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...いい御亭主を持ちなすってどんなに仕合せだか知れないよ...
永井荷風 「雪解」
...女房を叱って佳賓(まろうど)をもてなすの類(たぐい)だと思った...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...彼女はこの連中を実に巧みにあやなす術(て)を心得てゐたので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...真子(まなご)なす御神の子等は...
正岡子規 「墨汁一滴」
...おやりなすったな! 無理はござりません...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あなたでさえあれだけ愛しなすったかどうかあやしい程ミーチャを愛してる...
宮本百合子 「「インガ」」
...「お母様はどうなすったのでございましょう? あんなにお急ぎになったのに――わたしちょいと見てまいりましょうか...
室生犀星 「みずうみ」
...突き刺すようなするどい痛みに...
山本周五郎 「日本婦道記」
...責めなすったに違いない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...積んで山をなすといっても過大でない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...多岐多角なすがたには...
吉川英治 「平の将門」
...いろんな馴(な)れ馴れしい言葉でお礼を言いなすったっけ」「気持はどう...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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