...就中(なかんずく)おれなんぞは...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...就中(なかんずく)彼に甘かった老年の母に媚(こ)びようとした...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...なかんずくこの最後の人のは数学的にこの問題を取り扱った大著であって...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...なかんずくマレーフスキイ伯爵(はくしゃく)は...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...第一前に言ったスイス人がいろいろの花のうちでもなかんずくたくさんにこの花を作っているという事を姉から聞いていた...
寺田寅彦 「球根」
...就中(なかんずく)祖母は我が子のように可愛がってくれた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...特に就中(なかんずく)...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...就中(なかんずく)伯父さんの先生は何か余儀ない用事があって朝から留守...
二葉亭四迷 「平凡」
...就中(なかんずく)薩摩の島津氏の如きは...
穂積陳重 「法窓夜話」
...なかんずくアビシニアに接する辺境地方において甚だしく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...なかんずく文明開化の最も進んだ社会は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...なかんずく国内を通じての農家数の減少は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...なかんずく僕等にぜひともABCを教えようとする...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...就中(なかんずく)『贅弁』には神徳高き大神を如何ぞ禽獣とすべけんやと詈り居る...
南方熊楠 「十二支考」
...就中(なかんずく)...
南方熊楠 「十二支考」
...就中(なかんずく)森枳園(きえん)とその子養真とに貸した書は多く還らなかった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...就中(なかんずく)問屋の制度は生産者を極度に疲弊(ひへい)させました...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...就中(なかんずく)...
吉川英治 「三国志」
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