例文・使い方一覧でみる「なかぞら」の意味


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...中空(なかぞら)の羽音(はおと)よりほかはなかった...   中空の羽音よりほかはなかったの読み方
芥川龍之介 「神神の微笑」

...五體を貫(つらぬ)かれて居りましたが)中空(なかぞら)から落ちて來る一輛の牛車でございませう...   五體を貫かれて居りましたが)中空から落ちて來る一輛の牛車でございませうの読み方
芥川龍之介 「地獄變」

...それが隠々と中空(なかぞら)へたなびいたと思いますと...   それが隠々と中空へたなびいたと思いますとの読み方
芥川龍之介 「邪宗門」

...風の断(た)えた中空(なかぞら)へ一すじまっ直(すぐ)に上り始めた...   風の断えた中空へ一すじまっ直に上り始めたの読み方
芥川龍之介 「素戔嗚尊」

...まるで線香の煙のような一すじの雲が中空(なかぞら)にたなびいたと思いますと...   まるで線香の煙のような一すじの雲が中空にたなびいたと思いますとの読み方
芥川龍之介 「竜」

...なかぞらのやみをこぼれて篠(しの)つくばかり降りかかる吹上げの水を照し...   なかぞらのやみをこぼれて篠つくばかり降りかかる吹上げの水を照しの読み方
泉鏡花 「凱旋祭」

...中空(なかぞら)の山けたゝまし跳り過ぐる火輪(かりん)の響...   中空の山けたゝまし跳り過ぐる火輪の響の読み方
上田敏 上田敏訳 「海潮音」

...腕も頭も中空(なかぞら)に失せる...   腕も頭も中空に失せるの読み方
レミ・ドゥ・グルモン Remy de Gourmont 上田敏訳 「さしあげた腕」

...中空(なかぞら)の温(ぬく)もりに...   中空の温もりにの読み方
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」

...有無雲(ありなしぐも)の中天(なかぞら)をひとり寂しく鸛(こふ)の鳥...   有無雲の中天をひとり寂しく鸛の鳥の読み方
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」

...中空(なかぞら)の雲一ぱいに白い光が掠(かす)めゆく……ああ...   中空の雲一ぱいに白い光が掠めゆく……ああの読み方
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」

...悲しみをひたにつつみて行くわれを柩に入れて船出せさせよわが佐渡よこひしき人ももろともに浪に沈むな船出するとき佐渡の山こともなげなるおもてしてわれの船出を見送るものか島にただひとりの君をのこしたるおもひをもちてわれ佐渡を去る大佐渡と小佐渡とならびなかぞらを君がまなざし照らすその島あなわびし都大路は路のべに小石のもてる喜を見ず赤玉や...   悲しみをひたにつつみて行くわれを柩に入れて船出せさせよわが佐渡よこひしき人ももろともに浪に沈むな船出するとき佐渡の山こともなげなるおもてしてわれの船出を見送るものか島にただひとりの君をのこしたるおもひをもちてわれ佐渡を去る大佐渡と小佐渡とならびなかぞらを君がまなざし照らすその島あなわびし都大路は路のべに小石のもてる喜を見ず赤玉やの読み方
江南文三 「佐渡が島を出て」

...中空(なかぞら)高(たか)く舞(ま)いのぼりました...   中空高く舞いのぼりましたの読み方
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」

...漆を塗ったるがごとき南方藍(あい)の中空(なかぞら)めがけて...   漆を塗ったるがごとき南方藍の中空めがけての読み方
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」

...遠く霞んだ中空(なかぞら)に...   遠く霞んだ中空にの読み方
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」

...月は中空(なかぞら)にさえて...   月は中空にさえての読み方
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」

...真黒(まくろ)なる粉ひき車の輪中空(なかぞら)に聳(そび)え...   真黒なる粉ひき車の輪中空に聳えの読み方
森鴎外 「文づかひ」

...真黒なる粉ひき車の輪中空(なかぞら)にそびえ...   真黒なる粉ひき車の輪中空にそびえの読み方
森鴎外 「文づかい」

「なかぞら」の書き方・書き順

いろんなフォントで「なかぞら」


ランダム例文:
かぎ針   青鞜派   窮民  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

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