...」とフト思出(おもひだ)したやうに花籠(はなかご)を...
泉鏡太郎 「艶書」
...半頃(なかごろ)に頁(ページ)を折ってあるところがあった...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...」「わしは十九世紀のなかごろに...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...米は中頃(なかごろ)六国借款から脱盟したが...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...果してその中込(なかごめ)礼子という...
橘外男 「仁王門」
...京町二丁目の中米楼(なかごめろう)にあった情死を材料にしたものだという...
永井荷風 「里の今昔」
...なかごろのは演説の変形した散文詩でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから二年生の中頃(なかごろ)になるまで...
夏目漱石 「こころ」
...其中(そのうち)で綺麗(きれい)な支那製(しなせい)の花籃(はなかご)のなかへ炭團(たどん)を一杯(いつぱい)盛(も)つて床(とこ)の間(ま)に飾(かざ)つたと云(い)ふ滑稽(こつけい)と...
夏目漱石 「門」
...大身の槍の中心(なかご)だけでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...中小屋(なかごや)の二加番が越後与板(よいた)の井伊右京亮直経(うきやうのすけなほつね)...
森鴎外 「大塩平八郎」
...中小屋加番(なかごやかばん)の井伊が遊軍としてこれに加はつてゐる...
森鴎外 「大塩平八郎」
...それから目釘を抜いて中心(なかご)をしらべた...
山本周五郎 「末っ子」
...花籠(はなかご)...
夢野久作 「白菊」
...火焔鋩子(ぼうし)の返りが切先(きっさき)長く垂れて水気(みずけ)が滴(したた)るよう……中心(なかご)に「建武五年...
夢野久作 「冥土行進曲」
...人待ち顔な一挺の女駕(おんなかご)...
吉川英治 「江戸三国志」
...あれやあ六月の半頃(なかごろ)ですがね」何清(かせい)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鍛(う)ちおろしの中身(なかご)を一見して...
吉川英治 「山浦清麿」
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