...怪しいなと思召(おぼしめ)したらなお一層近づけるのでございますよ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...あの時からはなお一層好きになってしまった...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...なお一層深く愛の力を感じたからです...
大杉栄 「男女関係について」
...なお一層元気を失わざるべし...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...なお一層気にかかる...
豊島与志雄 「戯曲を書く私の心持」
...以上述べた言語学上の起原の外に、なお一層自然で、いわば人の精神からきたような他の語根を、隠語は持っている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...父母の晩年はなお一層幸福であったのであろう...
永井荷風 「西瓜」
...なお一層の反抗心が募ってゆくように見えます...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうしてなお一層...
中里介山 「大菩薩峠」
...必ずやなお一層趣味が深まって行き...
牧野富太郎 「植物記」
...なお一層重大な関係のあったのは『算学啓蒙』である...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...なお一層のへだたりがあるとわたしは思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それでは私たちの切に求めている変化の理由というものがなお一層不明になる...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...そのまま黙ってなお一層視線を千鶴子の方へ強めてみた...
横光利一 「旅愁」
...なお一層ぴちぴちと跳ね返った...
横光利一 「旅愁」
...なお一層裏書きされるではありませんか...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
...なお一層激しく吹きつのって来た……×翌日はうらうらとした小春日和が...
蘭郁二郎 「自殺」
...なお一層明るくめでたく中宮の姿を書き出すのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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