例文・使い方一覧でみる「ないし」の意味

...年は二十七――顔立ちは良くないし... 年は二十七――顔立ちは良くないしの読み方
岩野泡鳴「耽溺」

...一割五分ないし二割を儲けることもあるが... 一割五分ないし二割を儲けることもあるがの読み方
相馬愛蔵「私の小売商道」

...女中のようでもないし... 女中のようでもないしの読み方
太宰治「正義と微笑」

...私には何とも言ってくれないし... 私には何とも言ってくれないしの読み方
豊島与志雄「山上湖」

...私はほかの雑兵（ざふひやう）ばらはものの数とも思はないし... 私はほかの雑兵ばらはものの数とも思はないしの読み方
中勘助「銀の匙」

...自分の体の中の働きについて知っていることも少ないし... 自分の体の中の働きについて知っていることも少ないしの読み方
中井正一「美学入門」

...好いたらしいのは頼みにならないし... 好いたらしいのは頼みにならないしの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...私（わたし）は其爲（そのため）になら内職（ないしよく）なりともして御菜（おさい）の物（もの）のお手傳（てつだ）ひはしましよ... 私は其爲になら内職なりともして御菜の物のお手傳ひはしましよの読み方
樋口一葉「われから」

...国王はまだ舞台をご覧になってないし... 国王はまだ舞台をご覧になってないしの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「道化玉座」

...「おれは泥棒した譯ぢやないし... 「おれは泥棒した譯ぢやないしの読み方
正宗白鳥「假面」

...全く同一の消費が十箇月ないし十一箇月も続くとすれば... 全く同一の消費が十箇月ないし十一箇月も続くとすればの読み方
トマス・ロバト・マルサス　Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳「人口論」

...それに海へ入らないしね... それに海へ入らないしねの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...いつだって生き物は一疋もいないし... いつだって生き物は一疋もいないしの読み方
室生犀星「蜜のあわれ」

...生体を解剖したり無制限に生命を実験の具に供したりすることは人道上ゆるされないし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...尼ヶ崎城へ移った形跡（けいせき）もないし... 尼ヶ崎城へ移った形跡もないしの読み方
吉川英治「黒田如水」

...わたしもいないし... わたしもいないしの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...弟子はないし先代の相槌（あいづち）だった村安は... 弟子はないし先代の相槌だった村安はの読み方
吉川英治「野槌の百」

...突き戻されるような品でもないし... 突き戻されるような品でもないしの読み方
吉川英治「春の雁」

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