...天上皇帝の御威徳を蔑(ないがしろ)に致す心得か...
芥川龍之介 「邪宗門」
...忠義と云うものは現在仕(つか)えている主人を蔑(ないがしろ)にしてまでも...
芥川龍之介 「忠義」
...小生は決してそのお言葉をないがしろにした訳ではなく...
谷崎潤一郎 「細雪」
...他人をないがしろにするに至るのじゃ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼は技能をないがしろにした――わずかの間に自己の優越を失ってしまったほど自惚(うぬぼ)れていたのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...クリストフからないがしろにされたのが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私一人をないがしろにしておいて...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...恋をないがしろにせんと欲するか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...少くとも古来より聖賢の教えた道を蔑(ないがしろ)にする必要がある...
永井荷風 「監獄署の裏」
...ずいぶん姉様をもないがしろに取仕切(とりしき)った...
中里介山 「大菩薩峠」
...仮りにも主人をないがしろにしてしまったのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...それ自らとしてはそれはこの世のあらゆる人間的表現をないがしろにする...
波多野精一 「時と永遠」
...動(やや)もすれば法を蔑(ないがしろ)にする者があるのは...
穂積陳重 「法窓夜話」
...つい山崎が夫人をないがしろにして陽気に騒いだところ...
牧野信一 「素書」
...5860その外の戒をもないがしろにせざらむや...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...蔑(ないがしろ)にしてはならぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...一族一廓をなして領主もないがしろな横暴を振舞っている...
吉川英治 「剣難女難」
...多くの先輩をないがしろに致したさえ...
吉川英治 「剣難女難」
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