...天上皇帝の御威徳を蔑(ないがしろ)に致す心得か...
芥川龍之介 「邪宗門」
...忠義と云うものは現在仕(つか)えている主人を蔑(ないがしろ)にしてまでも...
芥川龍之介 「忠義」
...娘は飛び退いた「姉をないがしろにするなんて...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「感覚の殻」
...クリストフからないがしろにされたのが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...少くとも古来より聖賢の教えた道を蔑(ないがしろ)にする必要がある...
永井荷風 「監獄署の裏」
...人がたくさん見ている時に肌(はだ)の透く物を着るのは他をないがしろにすることにもあたりますが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...二代續いて忠勤を勵んでゐる此老爺(らうや)を蔑(ないがしろ)にすると云ふことがあるものかと思つての衝突である...
森鴎外 「栗山大膳」
...現在の事実を蔑(ないがしろ)にする自分の心は...
森鴎外 「妄想」
...「それは神をないがしろにする証拠であるとともに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さも君たちが神々の存在を信ぜず神々をないがしろにしているかのように見えるであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々の生存をないがしろにすることである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ないがしろに振舞うか」と...
吉川英治 「三国志」
...帝をないがしろにするにも程がある!」と...
吉川英治 「三国志」
...たちまち主君の孫権をないがしろになされるか」五呉郡の陸績(りくせき)...
吉川英治 「三国志」
...皇室をないがしろに観(み)た覚えはございませぬ...
吉川英治 「私本太平記」
...ないがしろにはできません...
吉川英治 「新・水滸伝」
...常に父の無二斎をも蔑(ないがしろ)にする風があった...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...ないがしろにされるのは無論いやだが...
若山牧水 「樹木とその葉」
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