例文・使い方一覧でみる「どもる」の意味
スポンサーリンク...倉地は少しどもるほど怒りが募っていた... 
有島武郎 「或る女」
...すわってください」と少しどもるようにしいて穏やかにいった...
有島武郎 「或る女」
...今まで出なかった声をどもるような調子で出した...
有島武郎 「或る女」
...危ねえ」「危ねえ」と云ふ時どもるやうになつて...
有島武郎 「お末の死」
...」北劍は少しどもる癖がある...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...やっと顔を上げてどもるように云った...
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子 「鉄の処女」
...口下手の、あるいは悪文の、どもる奴には、思想が無いという事になっていたのではないでしょうか...
太宰治 「風の便り」
...急に口がどもるような気がして...
中里介山 「大菩薩峠」
...何だ」と彼はどもるのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...どもるような喉音に伴われた手つきで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「予言者の家で」
...逃げることもならず、その場に膝をついて、「これは老師でござりましたか？」とうなだれただけで、口がどもる...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...どもるように言つている彼を見ていて私は...
三好十郎 「肌の匂い」
...どもる女は吃ることだけが愛らしいとても仰言りたいんですか...
室生犀星 「末野女」
......
山之口貘 「山之口貘詩集」
...どもる癖のある人の好さそうな人で...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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