...夜ふけに立どまりて聞く...
石川啄木 「悲しき玩具」
...「あっ、いきどまりだっ...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...その言うところはただ書物の上の穿鑿(せんさく)にとどまり...
大隈重信 「我輩の智識吸収法」
...筑前(ちくぜん)の香椎(かしい)の宮というお宮におとどまりになっていらっしゃいました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...その大學生は立ちどまり...
太宰治 「逆行」
...立ちどまりそうになった...
太宰治 「走れメロス」
...今しばらくおとどまりをねがいたいと思います...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...出会いざまに、立ちどまりて、しばし一行の様子を見し女は、行き過ぎたる男のあと小走りに追いかけて、何かささやきつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...少年はふいに立ちどまりました...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...彼らはクリストフがそのままでとどまりはすまいと予見していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もしそれがだれかの頭上にとどまり落ちかかったとすれば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...出端(では)のない行きどまりに立つくらいなら...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...安どまりの女房おろくが...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...徳之助 (おなかと共に四方を見て歩く)政吉 (徳之助を殺そうとして思いとどまり...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...助手はときどき立ちどまり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...そしてにわかに向(む)こうの楢(なら)の木の下を見てびっくりして立ちどまります...
宮沢賢治 「ありときのこ」
...わずかに寺泊(てらどまり)に来て上陸したといって...
柳田国男 「雪国の春」
...上り切つた行きどまりを意味する...
吉川英治 「折々の記」
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