...リストが精々行きどまりで...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...めしつかいは しきいを またいだまま たちどまりました...
五十公野清一 「一休さん」
...畑百五十円ないし二百円どまりであった...
犬田卯 「瘤」
...人通りのない積雪の中で立ちどまり...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...自暴自棄の気味で夜泊(よどまり)が激しくなった...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...立ちどまりました...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...五メートルほどで行きどまりになっていることがわかりました...
江戸川乱歩 「大金塊」
...道が行きどまりになってしまいました...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...時々立ちどまり、荷物を下に置いて汗を拭いた...
太宰治 「令嬢アユ」
...ドアのそばで立ちどまり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...うなだれてじっとたちどまります...
豊島与志雄 「街の少年」
...覆面の武家は悸(ぎょっ)として立ちどまりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...できやしませんね」「そうさなあ」「でも魂魄この世にとどまりて……ということもありますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのうちの一つ二つを山の峡と峡の間から瞥見しただけにとどまり...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...安どまりの女房おろくが...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...行きどまりの土蔵の折釘に飛びついて下へ降りようとしたところが...
久生十蘭 「魔都」
...わずか二千の残兵を擁して踏みとどまり...
吉川英治 「三国志」
...洛中洛外にとどまり...
吉川英治 「私本太平記」
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