...春秋夏冬、季節にかかわらず訪れたが、秋は麓のおとぎり草、中腹の梅鉢草、頂上近くの松虫草、また美女谷へ下りる急坂が、雑木紅葉してあけびが口をあいていたのは晩秋の思い出である...
石川欣一 「可愛い山」
...これは梅鉢草であって...
石川欣一 「可愛い山」
...エーデルワイスなどは、おこがましくてとても出せない本だから、梅鉢草にした...
石川欣一 「可愛い山」
...まずは梅鉢草や松虫草の山だろう...
石川欣一 「可愛い山」
...梅鉢草、岩桔梗、四葉塩釜など一面に生いて、足を入るるに忍びざる心地す...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...真黄色(まっきいろ)! こんな大きな梅鉢草(うめばちそう)! これは石楠花(しゃくなげ)と躑躅(つつじ)の精かも知れません...
中里介山 「大菩薩峠」
...梅鉢草(うめばちそう)とは違います...
中里介山 「大菩薩峠」
...龍胆(りんどう)と梅鉢草が咲いているな――と思った切り龍之助は正気を喪(うしな)ってしまいました...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...梅鉢草に似て淡紫の花はタチフウロ...
堀辰雄 「牧歌」
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