...都々逸(どどいつ)は抒情詩的大衆文芸だ...
芥川龍之介 「亦一説?」
...浮川福平は都々逸(どどいつ)の新作を矢継早(やつぎばや)に発表し...
淡島寒月 「明治十年前後」
...よしこの都々逸(どどいつ)唱い連れ...
泉鏡花 「活人形」
...都々逸(どどいつ)やらのお浚(さら)ひをして歩いた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一体合乗俥というはその頃の川柳や都々逸(どどいつ)の無二の材料となったもので...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...同じ文句のどどいつを...
梅崎春生 「狂い凧」
...需(もと)めに応じては端唄都々逸(はうたどどいつ)のひとふしもやらうと云ふので...
武田麟太郎 「一の酉」
...次郎兵衛は彼の自作の都々逸(どどいつ)とも念仏ともつかぬ歌を...
太宰治 「ロマネスク」
...せめて貴方(あなた)のお門(かど)までというどどいつの文句を...
徳田秋声 「縮図」
...共に苦しむ酒のため」という都々逸(どどいつ)を紙片(かみぎれ)へ書いて...
夏目漱石 「行人」
...都々逸(どどいつ)をきかせた...
野村胡堂 「胡堂百話」
...唐天竺の都々逸(どどいつ)に節をつけて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さ今度は都々逸(どどいつ)都々逸...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...あすこを、やまと(当時、文楽)は、どどいつでやる...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...その歌を南方先生が字余り都々逸(どどいつ)に訳すると「わが眼ほど耳がきくなら逃げ支度して人に捉(と)られはせぬものを」だ...
南方熊楠 「十二支考」
...「晴れて嬉しい新世帯」都々逸(どどいつ)のような見だしの下に...
宮本百合子 「高台寺」
...即興の都々逸(どどいつ)を作って見せたりした...
吉川英治 「松のや露八」
...都々逸(どどいつ)を唄っている...
吉川英治 「松のや露八」
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