...戦前の如き健全なる彼にまで恢復することを祈念してやまざるものなり...
海野十三 「大脳手術」
...もしかしてこの家に何か不健全なものが――私らが擦り落としきれなかった十八世紀の種がいるのだろうか?」この一言がもたらした可能性について誰もが一瞬考え込んだ...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...執筆の動機はただ我邦学術の健全なる発達に対する熱望の外には何物もない...
寺田寅彦 「学位について」
...こうした個々の常識内容は人間の健全な理性に具わる云わば本能のような必然性によってヴァリディティーを与えられているのだったから...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...至極健全な常識的な而も謎のような...
豊島与志雄 「好意」
...あなたと話すことはどんなにか私のためになるでしょう! あなたは強くて健全な方だと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女らを賤(いや)しい不健全な半下婢(かひ)の身分に陥(おとしい)れて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...詩は全く健全な発育を見ることができなかった...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...石井氏は後日の健全な家庭をつくるためにと...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...人間の心理には不健全な病的なものを喜ぶ傾向は...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...「ここに清い健全な花があります...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...私どもの内生活の様子全体が――人生観とか仕事の方法とかいうものが……おそるべく不健全な...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...雄々しき剛健な直き心の悩む健全な懐疑とは親しげに握手するのではなかろうか...
三木清 「語られざる哲学」
...そんな三文文士根性に止まれない健全な人間としての憤りがあるわけです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(c)わたしは諸党派のうちの最も健全なものを強く支持するが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それらを健全なものに育てることこそ...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...吾々もまた美しさの性質を出来るだけ健全なものに育てねばなりません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...分厚(ぶあつ)なもの、頑丈(がんじょう)なもの、健全なもの、それが日常の生活に即する器である...
柳宗悦 「民藝四十年」
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