...そこには黒光りに磨き上げられたどっしりとした大卓が据えられ...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...どっしりとした井桁の枠の嵌(は)まったこれも穹窿形の円窓や...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...愛らしい青銅製の彫刻等を載せた飾り戸棚やどっしりとした帷などを四囲に廻(めぐ)らして...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...どっしりとした帷(とばり)が裾(すそ)を曳(ひ)いている...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...厚いどっしりとしたカーテン等さすがに見事な王室の調度が部屋を埋(うず)めて暖炉には火がチロチロと燃えている...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...どっしりとした建物であって...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...そのどっしりとした身体全体で...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...蝦蟇のようにどっしりとした容積だった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...どっしりとした黒光りの蔵造りの...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...黒曜(こくよう)石のようなどっしりとした深みのある光沢を持っていた...
久生十蘭 「地底獣国」
...どっしりとした三梃のチェッコ機関銃はチカチカと鋼鉄の肌を光らせ...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...実にどっしりとした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...どっしりとした巻毛が...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...どっしりとした厖大なある物――奇怪なふくれ上った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...どっしりとした御主人の骨格によりそって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...背の低いどっしりとした二十五...
山川方夫 「愛のごとく」
...この冒しがたい、どっしりとした、どこかゲーテに似ている僕らの光の御旨あるところを感じて下さい...
横光利一 「旅愁」
...どっしりとした力強さを印象するが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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