...紳士はどっしりした金時計と鎖とを仙太へ突きつけた...
犬田卯 「競馬」
...川上機関大尉はどっしりした声に...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...日本の東北地方の重鎮(じゅうちん)としてのどっしりした実力は稀薄(きはく)のように思われた...
太宰治 「惜別」
...どっしりした古い旅籠(はたご)がある...
太宰治 「律子と貞子」
...―――あのハイカラな彼女の顔に似合うようなどっしりした毛皮の奴を買って...
谷崎潤一郎 「途上」
...丈の長い幅のひろい頑丈でどっしりしたソファが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...腹の中でどっしりした何物も貯えていなかった...
夏目漱石 「行人」
...もっと組織だったどっしりした研究をやろうと思い始めた...
夏目漱石 「処女作追懐談」
...すぐ一人は彼がどっしりした外套(がいとう)を着るのを助け...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...どっしりした第七戦隊の『羽黒(はぐろ)』『摩耶(まや)』すばしっこそうな『吹雪(ふぶき)』『雷(いかずち)』『電(いなずま)』豹(ひょう)のようにするどい『青葉(あおば)』『衣笠(きぬがさ)』ああ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...どっしりした声でいう...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...どっしりした指輪やイヤリングがかれこれ二百...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...見事な七宝細工を施したどっしりした銀製のテーブルの方へと振向きながら...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...鉄製のどっしりしたブックエンド一対をも買いました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...主人はどっしりした体で...
森鴎外 「鼠坂」
...どっしりした字体で...
山本笑月 「明治世相百話」
...どのテーブルも真黒などっしりしたものであり...
蘭郁二郎 「孤独」
...王朝風の彫刻をもったどっしりした椅子卓子(テーブル)が...
蘭郁二郎 「白金神経の少女」
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