...鰌(どじょう)が時々プクプク浮いて泡(あわ)を吹く...
伊藤左千夫 「水籠」
...館長にもわからないほどじょうずに変装していたなんて...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...「海岸はまだでしょうか」謙作は鰌汁(どじょうじる)の荷をおろしている老人に訊(き)いた...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...土壌(どじょう)の力学に関連してだいぶこの方面が理論的にも実験的にも発達して来たようではあるが...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...まさかそれがわからないほどじゃありませんさ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...まるで鰌(どじょう)のようにちょろちょろ泳ぎ廻った...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...低いというほどじゃないかも知れないが...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...建築は元(もと)より人工のものなれば風土気候の如何(いかん)によらず亜細亜(アジヤ)の土上(どじょう)に欧羅巴(ヨウロッパ)の塔を建(たつ)るも容易であるが...
永井荷風 「日和下駄」
...何年も作らなかった田にどじょうがたくさんいることが見つかった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...柳の下の鰌(どじょう)を覘(ねら)うような真似は...
中里介山 「大菩薩峠」
...どじょうがよく捕れる...
中島哀浪 「かき・みかん・かに」
...喉自慢(のどじまん)と來てゐるでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は餓死(うえじに)するほどじゃアないわ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
... わが事と泥鰌(どじょう)の逃げし根芹(ねぜり)かな 丈草芹は春のはじめなり...
正岡子規 「俳諧大要」
...ここでも一ツどじをやって...
吉川英治 「江戸三国志」
...さながら桶の泥鰌(どじょう)を見るようだった...
吉川英治 「三国志」
...そのどじょう髯をつまんで考えこんだが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...今朝ほどじゃんじゃんと鳴りわめいた半鐘の下に佇んでいたのである...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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