...畳後(たたみうしろ)へ両の手をどさんと支(つ)いた...
泉鏡花 「薄紅梅」
...多度山(たどさん)の霜の頂...
泉鏡花 「歌行燈」
...他(かれ)わが尻尾(しりお)を咬(くわ)へて引きもどさんとす...
巌谷小波 「こがね丸」
...早く金庫をとりもどさんか」田山課長は...
海野十三 「四次元漂流」
...小柄なこの道産子(どさんこ)(――北海道生れの人間のこともそう言うが)は...
高見順 「いやな感じ」
...どさんと縁先に腰をおろし...
太宰治 「お伽草紙」
...私はどさんと、ぶっ倒れるようにベッドに寝ころがった...
太宰治 「女の決闘」
...どさんとベッドに寝ころがった...
太宰治 「パンドラの匣」
...どさんと重いからだを寄りかからせたら...
太宰治 「火の鳥」
...どさんと重いからだを寄りかからせたら...
太宰治 「火の鳥」
...どさんと屋根から下へ飛び降りる音が聞える)(数枝)(あさに武者振りついて)お母さん! つらいわよう...
太宰治 「冬の花火」
...そしていかに一生懸命の張り合いが起こったことだろう! いかに激しい嫉妬(しっと)の炎が燃やされたことだろう! そのぶしつけな敵から教師を取りもどさんがために...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...矢しよひの矢があらかた折れてるなどさんざんだつたが...
中勘助 「銀の匙」
...たま/\大きな波がゆるやかに來たと思つたらどさんと碎けて白い泡がさら/\と自分の足もとまで廣がつた...
長塚節 「須磨明石」
...どさんと仰向(あおむ)きになって...
夏目漱石 「二百十日」
...なるほどさんざんに踏み荒らしましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
......
正岡子規 「古池の句の弁」
...帰依大世尊(きえだいせそん)能度三有苦(のうどさんうく)十八公麿のくちびるも...
吉川英治 「親鸞」
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