...凄じく翼を鳴すのが...
芥川龍之介 「地獄變」
...蛙の悲鳴するを聞く...
大町桂月 「秋の筑波山」
...猿鹿の和鳴するを聞くも興あらむと思ひしかど...
大町桂月 「金華山」
...十四日、庚午、晴、酉剋地震、戌剋地震、同時に雷鳴す...
太宰治 「右大臣実朝」
...このような考えからも自分はマッハの説により多く共鳴する者である...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...愛の人『ザメンホフ』の主旨に頗る共鳴するところあり...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...藝者は何の事やら訳もわからず唯絃を鳴す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...人間本位の言論に共鳴する...
蜷川新 「天皇」
...「この詩には作者のリズムがよく現れてる」「彼のリズムには純眞性がある」「この藝術は私のリズムと共鳴する」此等の場合に於ける「作者のリズム」「彼のリズム」「私のリズム」は何を意味するか...
萩原朔太郎 「青猫」
...いつものやうに納屋(ナイヤ)のサイレンを鳴すから...
牧野信一 「R漁場と都の酒場で」
...神々しく打ち鳴すのである...
牧野信一 「バラルダ物語」
...彼の打ち鳴す太鼓の音に魂を奪はれた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...我々のうちにおいて共鳴するもの...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...古ローマ人の迷信に牝鶏が卵を伏せ居る最中に雷鳴すれば...
南方熊楠 「十二支考」
...この古風なエモーションに共鳴することができるのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...真剣になって共鳴する者が無かったらしく...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...明慧(みょうえ)上人の学説に共鳴する者は少なくないので...
吉川英治 「親鸞」
...私の内心に共鳴する驚異の世界のいのちの楽の音を聴かう...
吉田絃二郎 「沈黙の扉」
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