...凄じく翼を鳴すのが...
芥川龍之介 「地獄變」
...餘ほど燒けツ鉢からの正直を得て來たものと見え――お互ひに語り合へば共鳴するところが少からぬやうだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...共鳴する作品と申しますと...
上村松園 「靄の彼方」
...僕もあのキクラゲ耳にはすっかりだまされた」と野呂が熱っぽく共鳴する...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...岩野の持つてゐるものにも共鳴することは十分に出来た...
田山録弥 「閑談」
...このような考えからも自分はマッハの説により多く共鳴する者である...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...藝者は何の事やら訳もわからず唯絃を鳴す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...共鳴する二人の心臓の鼓動で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「この詩には作者のリズムがよく現れてる」「彼のリズムには純眞性がある」「この藝術は私のリズムと共鳴する」此等の場合に於ける「作者のリズム」「彼のリズム」「私のリズム」は何を意味するか...
萩原朔太郎 「青猫」
...その何れを信ずるかは個人々々の趣味性格によつて決するのだ』以上のやうな主張に共鳴する人々は...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...馬鹿臭くつて/\!」などゝ真に堪らなく退屈さうに舌を鳴すのであつた...
牧野信一 「小川の流れ」
...容易(たやす)いやうでこれで容易に呼吸(いき)が合ふやうに二つ続け打ちに鳴すのは六ヶ敷しいよ...
牧野信一 「舞踏会余話」
...魚群到来を合図するトラムペツトを吹き鳴すであらう...
牧野信一 「来年は何をするか」
...それより他に打ち鳴すべき行進曲は絶無であると考へるばかりであつた...
牧野信一 「浪曼的時評」
...非合理的なるもの意志的なるものに共鳴するようになった私が最初に得たのはショーペンハウエルの哲学であった...
三木清 「語られざる哲学」
...その中(うち)に一知の鳴すラジオの音が...
夢野久作 「巡査辞職」
...資本主義の国が人民から搾(しぼ)るものはお金だけ……ところがソビエット主義が人民から搾(しぼ)り取るものは血から涙から魂のドン底までと云っていいんだからね」「しかし支那人は直ぐにソビエット主義に共鳴するでしょう」「ウン...
夢野久作 「人間レコード」
...共鳴するのではあるまいか...
吉川英治 「折々の記」
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