...彼はそう云う不平を鳴す間も...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...餘ほど燒けツ鉢からの正直を得て來たものと見え――お互ひに語り合へば共鳴するところが少からぬやうだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...共鳴することとは違うと思います...
上村松園 「靄の彼方」
...実際読者の中に句の提供する暗示に反応し共鳴すべきものがなかったら...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...共鳴するところのものがあればこそだろうと思われます...
中里介山 「大菩薩峠」
...その通りだ」と共鳴する者がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...この正論に共鳴する...
蜷川新 「天皇」
...人間本位の言論に共鳴する...
蜷川新 「天皇」
...共鳴する日本人も...
蜷川新 「天皇」
...芥川君に共鳴する所が多くあつた...
萩原朔太郎 「芥川君との交際について」
...奥の方で彼の祖父が舌を鳴すのが聞えるからだつた...
牧野信一 「F村での春」
...私もいたづらさうにガーガーと大きな口をあけて喉を鳴すと...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...打鳴す太鼓の音となつて...
牧野信一 「泣き笑ひ」
...魚群到来を合図するトラムペツトを吹き鳴すであらう...
牧野信一 「来年は何をするか」
...お袖の掻(か)き鳴す三味線の音がして来る...
三好十郎 「好日」
...そのときのおれの立場としては共鳴するわけにはいかなかったんだ...
山本周五郎 「陽気な客」
...明慧(みょうえ)上人の学説に共鳴する者は少なくないので...
吉川英治 「親鸞」
...我々は正午に工場の汽笛が斉鳴する感じを知っているが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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