...彼はそう云う不平を鳴す間も...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...自分達と同じ系統をもつた意見を発見し彼女の議論に共鳴する或者を見出すことが出来る...
伊藤野枝 「「婦人解放の悲劇」自序」
...餘ほど燒けツ鉢からの正直を得て來たものと見え――お互ひに語り合へば共鳴するところが少からぬやうだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一つには大政党の出現によって己と真に共鳴する政党内閣を造り得たならば...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...丁度『妻』位に共鳴する年輩なのだらう...
田山録弥 「エンジンの響」
...それでこのモンタージュのリズムが観客の期待のリズムに共鳴するときにはじめて最大の効果を収めうるので...
寺田寅彦 「映画芸術」
...愛の人『ザメンホフ』の主旨に頗る共鳴するところあり...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...その通りだ」と共鳴する者がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...掻き鳴すやこをろ/\に...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...私と共鳴する性格を多分にもつてゐる...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...彼の打ち鳴す太鼓の音に魂を奪はれた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...先づ木立深き処に枯木常磐(ときわ)木を吹き鳴す木枯(こがらし)の風...
正岡子規 「俳諧大要」
...多くの牛が一列に歩んで殺されに往くとて交互哀鳴するを窓下に見聞して...
南方熊楠 「十二支考」
...言ひ換(かへ)れば前印象派乃至(ないし)後(こう)印象派の芸術には僕等と共鳴する世界の多いに関(かゝは)らず...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...あわれや馬も人もその下になった者は悲鳴すら揚げ得ずに圧し潰(ひし)がれてしまう...
吉川英治 「三国志」
...胎内すでに運命の人老蝉(ろうぜん)幼蝉(ようぜん)みんみん共鳴す彼は...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...しかし私は自分の内に彼らと共鳴するもののあったことを――今なおあることを拒むことができない...
和辻哲郎 「転向」
...この共鳴する物象のみを択び出し...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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