...朝毎の町のどさくさはあっても...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...六十余州を一度に洗つた浮世の波のどさくさに...
石川啄木 「刑余の叔父」
...妙子さんが倒れた時のどさくさまぎれに...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...司会者等のはいって来たどさくさまぎれにまた取り返して置いたのだった...
大杉栄 「日本脱出記」
...何かとどさくさして出られなかつた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...「今もう何時です?」二十四ついどさくさしてゐて...
鈴木三重吉 「桑の実」
...手紙……」どさくさまぎれに...
高見順 「いやな感じ」
...番頭はどさくさまぎれに...
太宰治 「新釈諸国噺」
...中にはこのどさくさにまぎれて自身の出世を計画している者もあり...
太宰治 「惜別」
...どさくさまぎれに...
太宰治 「ろまん燈籠」
...この混雑紛(どさくさまぎれ)に自分もいつの間(ま)にか獰猛(どうもう)の仲間入りをして...
夏目漱石 「坑夫」
...どさくさで忘れていた夫の彫青のことを思い起した...
火野葦平 「花と龍」
...終戦のどさくさに...
宮本百合子 「幸福について」
...しかも偶然のどさくさより生ずる珍しからぬ出来事なり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...丁度(ちやうど)此頃(このごろ)巴里(パリイ)の美術商が二三人組合つて革命騒動のどさくさ紛れに北京(ペキン)へ行つて支那の古い美術品を廉(やす)く買ひたい...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...今夜あたり、大石などは、寝床の中で考えとるじゃろう』『岡島の配下が、どさくさ紛れに、お金蔵の金子を着服して、逃亡したという話じゃありませんか』『うむ、だいぶ帳尻(ちょうじり)があわなかった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...どさくさ紛(まぎ)れに...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...どさくさまぎれに...
吉川英治 「八寒道中」
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