...何(なに)やらどさくさした...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...解散のどさくさで誰が何を持ち出した...
梅崎春生 「蜆」
...あのどさくさまぎれに研究室にしのび入り...
海野十三 「四次元漂流」
...妙子さんが倒れた時のどさくさまぎれに...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...そのどさくさ紛れに...
薄田泣菫 「茶話」
...私はどさくさする物音と人の声とで目を覚した...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...けさのどさくさ騒ぎの中で...
太宰治 「正義と微笑」
...どさくさまぎれに...
太宰治 「ろまん燈籠」
...どさくさ紛れになんの異状も気づかない...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...まあ失礼な例ですが仮りにこんどのどさくさをですな...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...不断著を取出すために引掻(ひっかき)まわした押入のどさくさした様子などを見ると...
徳田秋声 「あらくれ」
...どさくさしていなさるから...
直木三十五 「南国太平記」
...どさくさまぎれで地に落ちて砂にまみれた食いかけの百匁(ひゃくめ)がきを...
新美南吉 「川」
...そのどさくさ紛れに皇帝を誘拐して行ったという評判も耳にしたので...
久生十蘭 「魔都」
...……「どさくさ紛れだ...
牧野信一 「白明」
...度朔山(どさくさん)に桃樹あり...
南方熊楠 「十二支考」
...合戦のどさくさの中に埋もれていることであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どさくさ紛(まぎ)れに逃げようとしたが...
吉川英治 「新書太閤記」
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