...此の草はどこもかも毒です...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...どこもかも堅く閉されてゐるのがある...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...どこもかも健全で...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...なんという惨(むごた)らしいことをする悪魔! どこもかも...
海野十三 「俘囚」
...どこもかも鏡ばかりなんだ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...とにかくどこもかも人間で埋まっているようないろんな街を通って...
大杉栄 「日本脱出記」
...どこもかもよく悪いことばかりが似るものだと感心した...
大杉栄 「日本脱出記」
...どこもかも草だらけで...
竹久夢二 「博多人形」
...彼はどこもかも怪しいぞといわんばかりに目を光らせて前後左右を見まわした...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...どこもかも少しぬかつてゐた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...どこもかも、違反ばっかり...
火野葦平 「花と龍」
...ほかのところはどこもかも...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...どこもかもひどい泥濘だが...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...どこもかもみんな寝てゐる――停車場の近くまで行つてやつとこれを探して来た...
牧野信一 「晩春日記」
...だが、どこもかも、白々と雪が積って凍りついたまま野も山も深く眠っている...
水野葉舟 「遠野へ」
...竹の子をかかえ込んで雫(しずく)をたらしながらどこもかも噛(か)み試みている...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「……どこもかも焼けているわ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...どこもかも触れるところが濡れている重さだった...
吉川英治 「私本太平記」
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