...どこも一面にまっ暗である...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...どこもかしこもひっそりと静まり返って...
芥川龍之介 「邪宗門」
...どこも冬がれて、わびしいけしきでした...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...十三どこも変らず...
泉鏡花 「婦系図」
...だいじょうぶか? どこもけがはしていないか...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...どこもけがはしていません...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...どこもみな品を持ち越さねばならない...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...どこもここも一帯にそうなんだから...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...ようく診たがどこも悪くはない」男は面喰つて何を云はれてゐるかはつきり判らないらしかつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...どこもかしこもまだみずみずしくうすい色をして...
中勘助 「妹の死」
...どこか屋根のある所をと、学生の斥候は四方に走ったが、どこも火ばかり、ここよりほかに適当な個所はなかった...
永井隆 「長崎の鐘」
...道路はどこもだいたい真直(まっすぐ)になっていて...
中谷宇吉郎 「ウィネッカの秋」
...どこも静かであり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...岩やヒースの境界線のこちらはどこもみな...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...どこも相手にしない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...足の丈夫なうちは歩けるだけ方々歩いとかなきゃ損だ」「勝はどこも見物などしとうない...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...そういう修繕の方法はどこも対手にしないし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...祖父の死期が迫った時――祖父にはどこも具合の悪い所がなかったようなのに――それが現れました...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
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