...どこも痛くはありませんわ...
有島武郎 「碁石を呑んだ八っちゃん」
...どこも同じ野次馬風景である...
上村松園 「余齢初旅」
...どこもかしこも恋ばかしだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...でも、先生んとこ、どこも綺麗ね...
豊島与志雄 「女客一週間」
...どこも空(あ)いていない...
夏目漱石 「野分」
...往来はぴかぴか光っててどこもかしこも百合の原で...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...「東京も不景気かの?」「とても不景気ですよ」「どこも同じかのう……」梅干をしゃぶりながら母が心細い顔つきをしている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...山裾はどこも急な崖で岸辺もなく海へと突き入る...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
...どこも相手にしない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...あとの寄席もどこもかしこも大入続きで...
正岡容 「初看板」
...どこもしこらしていないで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どこもどこもきれいでおありになる宮は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...歩くとどこもくれなゐにそまるやうな顏...
室生犀星 「はるあはれ」
...精之助のどこも正二郎に似てはいなかった...
山本周五郎 「契りきぬ」
...農家とどこも變らぬ宿屋だが...
横光利一 「榛名」
...十一月――日農家はどこも三日間刈り取り祭だ...
横光利一 「夜の靴」
...冷苞(れいほう)などこもごもに出てはそれとなく...
吉川英治 「三国志」
...どこもシンとしている...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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