...今の彼はどこから見ても...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...どこから見ても批点の打ちどころのない奥様のお身の上もわたしには御不憫(ごふびん)で涙がこぼれてしまうんでございますよ...
有島武郎 「或る女」
...そこで、どこから見ても、学生になりすましたのだった...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...どこから見てもぎらぎら光って見えるだろう...
海野十三 「火星兵団」
...どこから見ても大家(たいけ)の若君らしい容貌...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...すると、どこから見ても、やはり明朗に澄みわたる姿だった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...どこから見ても退屈な...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...どこから見ても僕と正反対だったが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...どこから見てもよろしくない...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...どこから見ても愚物ではなさそうであること...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...どこから見ても永徳に隙間(すきま)はありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...なるほどどこから見ても汽車に違ありますまい...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...しかし死ぬのを苦にするようになったのは神経衰弱と云う病気が発明されてから以後の事だよ」「なるほど君などはどこから見ても神経衰弱以前の民だよ」迷亭と独仙が妙な掛合(かけあい)をのべつにやっていると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...恐ろしく高い背を二つ折にして歩くのですが、別に不具合な様子はなく、竹のように長くて武骨な手足、呆(ほう)けたように陰気で無表情な顔、油っ気のない髷(まげ)、どこから見ても、お舟と一緒に置いて、「男性」の不安を感じさせるような人間ではありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どこから見ても本物です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...どこから見ても自信満々だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...どこから見ても堅實な新興會社の重役といつた人柄で...
三好十郎 「肌の匂い」
...どこから見ても、いちばん上の段よりは、美しくていいようです...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
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