...どこから見てもぎらぎら光って見えるだろう...
海野十三 「火星兵団」
...どこから見ても中国人ですが...
海野十三 「火薬船」
...すると、どこから見ても、やはり明朗に澄みわたる姿だった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...「縁」はどこから見ても女の書いたものであります...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...そこでどこから見てもゴタゴタはほんとにおさまつたという感じであつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...なおさら痛ましいのは――ご婦人がどこから見ても男子一身の愛を捧げるに足る貞淑な人物であることであります...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...どこから見てもよろしくない...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...どこから見ても永徳に隙間(すきま)はありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこから見ても、いじらしい人だと思わずにはおられません...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこから見ても余裕のある患者として...
夏目漱石 「明暗」
...しかし死ぬのを苦にするようになったのは神経衰弱と云う病気が発明されてから以後の事だよ」「なるほど君などはどこから見ても神経衰弱以前の民だよ」迷亭と独仙が妙な掛合(かけあい)をのべつにやっていると...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...どこから見ても、社会部長と部員との関係だ」と、ひやかした...
野村胡堂 「胡堂百話」
...恐ろしく高い背を二つ折にして歩くのですが、別に不具合な様子はなく、竹のように長くて武骨な手足、呆(ほう)けたように陰気で無表情な顔、油っ気のない髷(まげ)、どこから見ても、お舟と一緒に置いて、「男性」の不安を感じさせるような人間ではありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どこから見ても頼もしく輪郭の鮮明な山田を眺めて...
北條民雄 「道化芝居」
...このように松はどこから見ても誠に嘉祝すべき樹であれば...
牧野富太郎 「植物記」
...どこから見ても見えないのだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...もっとも健康な理想のみが不滅であるということは、どこから見ても、一貫した現象世界の根本法則でありましょう...
横光利一 「旅愁」
...どこから見ても志士らしい侍の服装になっていた...
吉川英治 「山浦清麿」
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