例文・使い方一覧でみる「どき」の意味

...」義雄はどきつく胸をこと更らに押し鎭めて... 」義雄はどきつく胸をこと更らに押し鎭めての読み方
岩野泡鳴「泡鳴五部作」

...彼はときどきさけんだ... 彼はときどきさけんだの読み方
ソーロー　Henry David Thoreau 神吉三郎訳「森の生活――ウォールデン――」

...ところがちょうど引汐時（ひきしおどき）であったから... ところがちょうど引汐時であったからの読み方
高村光雲「幕末維新懐古談」

...ときどきその家の戸口まで行ってみるのだが... ときどきその家の戸口まで行ってみるのだがの読み方
知里真志保「あの世の入口」

...ときどき感ずることがあった... ときどき感ずることがあったの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...日本にはまだ人間が猿から進化したものと思っている人がいるそうだが」「教会は地球のまわりを太陽がまわっていると言ってるそうじゃありませんか？　今どき小学生だって太陽のまわりを地球がまわることを知っていますよ」「よくその問題が出るね... 日本にはまだ人間が猿から進化したものと思っている人がいるそうだが」「教会は地球のまわりを太陽がまわっていると言ってるそうじゃありませんか？　今どき小学生だって太陽のまわりを地球がまわることを知っていますよ」「よくその問題が出るねの読み方
永井隆「この子を残して」

...三人は、ときどき、ちっとも近くならない土手の方に、ちらっちらっと、絶望（ぜつぼう）したような目をなげました...
新美南吉「いぼ」

...シューベルトは音楽の手ほどきは... シューベルトは音楽の手ほどきはの読み方
野村胡堂「楽聖物語」

...お勢はツイと彼方（あちら）を向いて「アラ鳶（とんび）が飛でますヨ」と知らぬ顔の半兵衛模擬（もどき）... お勢はツイと彼方を向いて「アラ鳶が飛でますヨ」と知らぬ顔の半兵衛模擬の読み方
二葉亭四迷「浮雲」

...そのサナトリウムの院長がときどき上京する機会を捉えて... そのサナトリウムの院長がときどき上京する機会を捉えての読み方
堀辰雄「風立ちぬ」

...ときどき彼女の方を何か気になるように振り返っていた... ときどき彼女の方を何か気になるように振り返っていたの読み方
堀辰雄「菜穂子」

...彼はときどきその繪のモチイフになつてゐる風景をそのあたりに搜したりした...
堀辰雄「ルウベンスの僞畫」

...ババの公演内容を知りませんかな」レスブリッジがどきっとした... ババの公演内容を知りませんかな」レスブリッジがどきっとしたの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「黄金薔薇」

...かくれた婦人の献身者の話などきき... かくれた婦人の献身者の話などききの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...ときどきどこかで... ときどきどこかでの読み方
山本周五郎「季節のない街」

...用事のほか口は殆んどきかないし... 用事のほか口は殆んどきかないしの読み方
山本周五郎「風流太平記」

...ときどき歌もうたった... ときどき歌もうたったの読み方
山本周五郎「陽気な客」

...それは、ときどき、冷たい波しぶきに吹かれるからではない... それは、ときどき、冷たい波しぶきに吹かれるからではないの読み方
吉川英治「宮本武蔵」