...上からどかどかと鉄の棒をさしこんで...
海野十三 「海底都市」
...どかどかと四五人の紳士連が周囲を取り巻いていた...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...第十二章 戦争会議甲板をどかどかと走る足音がした...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...「何者だ」同時に縁側にどかどかとあがった者があった...
田中貢太郎 「赤い土の壺」
...雨に降られてどかどかと帰って来た時分には...
徳田秋声 「足迹」
...どかどかと寺役が二三人...
中里介山 「大菩薩峠」
...次の駅でどかどかとプラツカードを抱へた一群が乗込んで来ると...
原民喜 「氷花」
...今度は胸がどかどかとなってくるのでした...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...問はぬをもなどかと問はで程ふるにいかばかりかは思ひ乱るる苦しかるらん君よりもわれぞ益田(ますだ)のいける甲斐(かひ)なきという歌が思われます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...隣の寝室で岩形氏の屍体を取り巻いていた熱海検事以下十余名の同勢がどかどかと寝室から出て来て私の背後を取り巻いたので...
夢野久作 「暗黒公使」
...どかどかと這入って来たが...
夢野久作 「暗黒公使」
...「…………」それまでは、ともあれ、血まなこを帯びて、物音に耳を欹(そばだ)てたり、逃げ口をさがしていた人々も、下野の一言に、各、悲痛な唇もとをむすびながら、「敵を待って、斬死(きりじに)か!」最後の肚を極めたらしく、下野に倣(なら)って、いずれも、どかと、落葉の中に腰を下ろした...
吉川英治 「上杉謙信」
...五百の兵もどかどかと足を早めた...
吉川英治 「三国志」
...そして、彼女の前に、いや、わざと遠くに、どかと坐った...
吉川英治 「私本太平記」
...――およそ室内のひろさは二十坪ほどかと察しられた...
吉川英治 「新書太閤記」
...どかどかと焚火を旺(さか)んにしてくる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...一組が、どかどかと出る...
吉川英治 「松のや露八」
...大篝火(おおかがり)をどかどかと焚(た)いていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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