...仰向けにどうと蹴倒(けたお)された...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...ウェスト・ヴァージニアに拳銃を持ちこんでどうとかしたということまで...
石川欣一 「比島投降記」
...とうかいどうと かまくらかいどう みたいな ものです...
五十公野清一 「一休さん」
...かれは下にどうとたおれてしまった...
海野十三 「海底大陸」
...不思議などうどうと云う譬えば遠い海鳴か...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...別段どうと云って...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...二人の間にはどうという……」「それは君はそう言うでしょう...
田山花袋 「蒲団」
...それからどうということはない...
近松秋江 「雪の日」
...)かく剛勇のヘクトールどうと倒れて塵に伏し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「どうといっても...
徳田秋声 「爛」
...自分もちゃんと燕尾服を着こんで髮を捲き縮らせた姿でですな――やにわにぐさりとばかり新郎のどてっ腹へ小刀を突きたてた――ゴルベンコはひとたまりもなくどうと倒れるって騷ぎなんですよ! それが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...この船の横腹にどうと当って砕けたからです...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこをどうとおたずねしていいかさえわからないのですけれど――」「うむ...
中里介山 「大菩薩峠」
...いまさら令状が來たものにどうとも仕方あるめいぢやアねえかツ」「それでも...
林芙美子 「うき草」
...『どうともお前(まへ)の勝手(かつて)サ』云(い)つて歩兵(ほへい)は口笛(くちぶえ)を吹(ふ)き初(はじ)めました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...どこがどうと説明はできないが...
三好十郎 「肌の匂い」
...大目付へすぐ出頭しろというんだ」「用件はなんだ」「記録書類がどうとかいうんだが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...「樋(ひ)の堰(せき)を切れ」正成の第二の令がつたわると、次には、敵の坑道の上あたりから、どうどうと、数条の滝水が落ちてきた...
吉川英治 「私本太平記」
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