...それを見るともう葉子の神経はびりびりと逆立(さかだ)って自分ながらどうしようもないほど荒れすさんで来ていた...
有島武郎 「或る女」
...別にどうしようもない」「あなたは上海(シャンハイ)の本屋に文章を書いてやりませんか」「上海の本屋? あいつもいよいよ原稿を買う段になると...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...君はどうしようもないじゃないか...
魯迅 井上紅梅訳 「頭髪の故事」
...どうしようもない...
海野十三 「火葬国風景」
...どうしようもない...
海野十三 「爆薬の花籠」
...自分がどうしようもない愚劣の中でのたうっている切実な自分自身にめぐりあうのである...
中井正一 「美学入門」
...どうしようもない」だった...
ダグラス・ハイド Douglas Hyde 館野浩美訳 「クリナーンの御殿」
...他人にはどうしようもない問題なので...
久生十蘭 「だいこん」
...どうしようもない...
久生十蘭 「予言」
...どうしようもないほど金に窮してしまった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...それにむかってどうしようもないところの壁のようなものです...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...どうしようもない土床の家が方々にあった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...そんな多額な財貨をそれがし一存でどうしようもない...
吉川英治 「三国志」
...どうしようもない――といったように...
吉川英治 「三国志」
...その宋江も蒼白なおもてを凍(こお)らせたまま背を這う顫(ふる)えをどうしようもない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...早やどうしようもない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...どうしようもない思いだ...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...この姿ではどうしようもない...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索