...胸(むね)の動悸(どうき)は靜(しづ)まらない...
泉鏡太郎 「十六夜」
...自分は胸に動悸(どうき)するまで...
伊藤左千夫 「奈々子」
...真っ青な動悸(どうき)の静まらぬ顔をして...
橘外男 「生不動」
...胸の動悸(どうき)が早鐘を撞(つ)くようにひびく...
近松秋江 「霜凍る宵」
...強いてこの風俗的なものを思想的なものへ撓曲(どうきょく)して解釈することによって...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...話しながらも動悸(どうき)が高くなっているのですよ」「そうかといって...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんなに急いで来れば動悸(どうき)がするじゃありませんか...
中里介山 「大菩薩峠」
...動悸(どうき)は相変らず落ち付いて確(たしか)に打っていた...
夏目漱石 「それから」
...それが春吉君の動悸(どうき)を...
新美南吉 「屁」
...すばらしい青銅器(せいどうき)が多(おほ)く出來(でき)てゐます...
濱田青陵 「博物館」
...さつきの激しい動悸(どうき)もをさまり...
林芙美子 「浮雲」
...胸(むね)には動悸(どうき)の波(なみ)たかゝり...
樋口一葉 「うらむらさき」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...心臟はその動悸(どうき)を數へ得ない程早く打つてゐる...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...由紀は動悸(どうき)のはげしくなるのを感じながら...
山本周五郎 「日本婦道記」
...ありありと高い動悸(どうき)を感づきました...
吉川英治 「江戸三国志」
...動悸(どうき)をしずめるような眸をしていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...お粂は動悸(どうき)をつつみながら...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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