...くるみ割はとんぼ返りをうちますし...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「しっかり者のすずの兵隊」
...小枝につかまってとんぼ返りをうったりする...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...山がお玉杓子のやうにとんぼ返りをしたり...
薄田泣菫 「茶話」
...彼がとんぼ返りをした時にポケットから振り飛ばされて...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...そこからわれわれの文明の多くがとんぼ返りをうつ跳躍台である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...とんぼ返りをしたりしました...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...蛇のような軽快さでとんぼ返りをしながら中庭にはいってきた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...とんぼ返りをして景気をつける男...
中島敦 「光と風と夢」
...とんぼ返りをうったり...
中村地平 「南方郵信」
...――すなわち積極の頂点からとんぼ返りを打って...
夏目漱石 「坑夫」
...その上でとんぼ返りをするところを見ました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...マルクス主義者からとんぼ返りして正義派になつて...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...彼等は一番深い吹溜(ふきだまり)の中へとんぼ返りを打って見たり...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...とんぼ返りをしたり...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...あぶなっかしいとんぼ返りや...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まっぴら牛蒡(ごぼう)のとんぼ返りだ」「まっぴら牛蒡がどうしたって」「洒落(しゃれ)の絵解きをさせるな」と参平は拳(こぶし)で鼻をこすった...
山本周五郎 「さぶ」
...道誉の降参は初めから尊氏との黙契(もっけい)で行われた二度のとんぼ返りではなかったのか...
吉川英治 「私本太平記」
...城太郎の五体はその胸の上で一ツとんぼ返りを打ったと思うと...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索