...とんちんかんなことをいうんだよ」と僕はいいわけをして...
海野十三 「海底都市」
...とんちんかんのことばかりいい...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...とんちんかんだと言った...
太宰治 「作家の手帖」
...とんちんかんのことばかり口走り...
太宰治 「春の盗賊」
...とんちんかんな手紙のやり取りばっかりしていました...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...目のとんちんかんなひよつとこの顔...
中勘助 「銀の匙」
...どんな頓珍漢(とんちんかん)だって知ってるはずだ」初さんはたしかに坑(あな)の中は陸のように地面のない所だと云った...
夏目漱石 「坑夫」
...頓珍漢(とんちんかん)な一種の約束を作りました...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...その内調べて見ましょう」これで懸合をやった日には頓珍漢(とんちんかん)なものが出来るだろうと吾輩は主人の顔をちょっと見上げた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...普賢菩薩(ふげんぼさつ)に化けた――」「お前の話は少し頓珍漢(とんちんかん)だよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんなとんちんかんな返答をした...
火野葦平 「花と龍」
...海の彼方のクリスマス前夜のやうな金や紅の星ちりばめた西洋菓子味感とがおもしろくとんちんかんに相交錯してゐた...
正岡容 「浅草燈籠」
...ベラベラベラベラとんちんかんなことをまくし立てるのばかりだったもので...
正岡容 「初看板」
...あんまりとんちんかんなのが可笑(をか)しかつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...とんちんかんのようになったので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...とんちんかんな返答を致しました...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あたしにはとんちんかんのようにしか思えません」徹之助はもっと苦い顔をした...
山本周五郎 「風流太平記」
...とんちんかんな返辞をするらしい...
吉川英治 「くせ」
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