...きゃら蕗(ぶき)や葉蕃椒(はとんがらし)のようなものも...
徳田秋声 「縮図」
...百姓家(ひゃくしょうや)の裏手につるしてあるとんがらしをむしりとって...
新美南吉 「ごん狐」
...日本にいる時からとんがらしをぶっかけた牛シャリやワン・コップで腸の壁面をすっかりただらせてしまったのだろう...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...お醫者が小鼻をとんがらして...
萩原朔太郎 「三人目の患者」
...小さな眼をとんがらして怒った...
長谷川時雨 「古屋島七兵衛」
...口をとんがらして火口(ほくち)を吹いてゐたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...幾分口をとんがらして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...神田の青物市場付近なぞは随分神経をとんがらして見たが...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...彼等の神経を「生き馬の目を抜く」までにとんがらした...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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