...棒つ切の先へ黏(とりもち)をつけの...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...格別(かくべつ)のお取持(とりもち)もできなかった……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...その取持(とりもち)をしてやったり...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...『印度の炭山の旦那のお媒介(とりもち)ですから...
石川啄木 「菊池君」
...随って商売上武家と交渉するには多才多芸な椿岳の斡旋(とりもち)を必要としたので...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...犬養氏は最近和田維(つな)四郎(らう)氏の取持(とりもち)で...
薄田泣菫 「茶話」
...その御身分のあるお客様方の御接待(おとりもち)をしている間に頸にかけている一億クローネの頸飾りは衆人環視の前で...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...今(いま)や天(てん)の獨有(ひとりもち)となったは娘御(むすめご)の爲(ため)には幸福(しあはせ)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...途に佛頂山を望みて作歌并反歌石工槌とりもちて...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...器用なのは鳥黐(とりもち)で釣り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鳥黐竿(とりもちざお)なら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...顎十郎のとりもちをしているのは...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「お客さんに対つてウォツカを召上つたかなどとおたづねする人があるもんですか? あなたはおとりもちをして下さりさへすればいいんです...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
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三好達治 「一點鐘」
...取持(とりもち)や橋渡(はしわたし)には持って来いと云う女ですよ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...自分がすぐに取持(とりもち)をして見て...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...いや不徳さえ、おべっかや、とりもちや、裏切りさえ、財宝でもって報いられるではないか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...逢い曳きのおとりもちも...
吉川英治 「大岡越前」
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