...そのうちに、夕やみがこくなってくると、色とりどりの、何百ものちょうちんに、火がともされました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...うす紫の松虫草などとりどりに美(うるわ)しい...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...階(きざはし)高く整然と碧(みどり)赭(あか)青の甍(いらか)とりどりに...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...今しがた同僚がとりどりに真面目くさった顔をしたり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...いろんな顔、とりどりの衣裳、切子になったコニャックの壜、コップからたち昇る湯気、漆喰仕上げの天井の蛇腹――といったものが一つに融け合って、全体ひとかたまりの尨大な印象を作りあげ、それがリャボーヴィチにいても立ってもいられないほど不安の念と、穴あらば頭をすっぽり隠してしまいたいような思いを起させたのである...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...実にとりどりな色彩の服装だ...
中島敦 「光と風と夢」
...色とりどりの棒杭に裸かのままで釘附けてゐた...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...色とりどりの寝具が積み上げられていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...あの色とりどりの縫附飾(アップリケ)のしてある上靴なんで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...其他とりどりに盛装した若い女達が...
松本泰 「日蔭の街」
...花とりどりなる七草に...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...色とりどりな休日の終りに響いているその音楽をきいた...
「おもかげ」
...左手の広い畑の面に一ヵ所こちゃこちゃ色とりどりの人間のかたまりがある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...容貌(ようぼう)にも性質にもとりどりな美しさがあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...死者の骸骨や頭蓋で作った色とりどりの宗教的装飾や...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...鈴のやうに下つた色とりどりの提灯の影から...
横光利一 「琵琶湖」
...山上(じやう)の幾処(しよ)に建てられた洋人の家屋のとりどりに塗料の異(ちが)ふのが車体の移ると共に見えなくなるのは活動写真の様である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...乃至は十間十五間の間に分れてとりどりに落ちているのだ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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