...がらっととりこし苦労とうれいとを捨てたラツールのフランス人らしい性格に...
海野十三 「恐竜島」
...とりこになっている高一少年とお父さまは...
海野十三 「電気鳩」
...きみをとりこにすることになりそうだねえ...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...とりこにしておこうという考えにちがいありません...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...先生が賊のとりこなんかになるもんですか...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...とりこんでいるのですが」「わたしはこの近所に住んでいる松下東作というものです...
江戸川乱歩 「影男」
...かうしてこゝにひとりこの身を殘して...
田山花袋 「道綱の母」
...彼女が今日(きょう)明日(あす)にも不純な情慾の俘(とりこ)になるのをとどめる力はあるまいと思い...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...絶望の俘(とりこ)にもならなかった...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...心づよくもひとりこの島にすみながら妙高(みょうこう)...
中勘助 「島守」
...遂に「珊瑚樹(さんごじゅ)の根付(ねつけ)」迄行って全くあなたの為に擒(とりこ)にされて仕舞ったのです...
「木下杢太郎著『唐草表紙』序」
...そしてほとんどかれは自分をとりこにしているエロスの神が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...一人はとりこになり...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...取毀(とりこわ)されたる民家のうち...
夢野久作 「少女地獄」
...ひとりこの御着城と小寺政職(まさもと)だけのうろたえではなかった...
吉川英治 「黒田如水」
...自分が擒人(とりこ)とした張嶷...
吉川英治 「三国志」
...とりこの彭(ほうき)はどこへおいた?」と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あのとりこの処置は...
吉川英治 「新・水滸伝」
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