...彼は遂(つひ)に全くその虜(とりこ)になつた...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...その広汎なる知識をもってしても遂に想像できなかったほどの超人的女性の俘囚(とりこ)となってしまって...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...とりこにしてある...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...それの俘(とりこ)になってしまった...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...ひとりこれにとどまらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...おまえは自分でそそのかして俘(とりこ)にした人間が...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...表の戸をことりことり叩くものがあります...
豊島与志雄 「正覚坊」
...ひとりこの風呂に飛び込んで来たものと見えます...
中里介山 「大菩薩峠」
...この化け物を虜(とりこ)にしてやろう...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...昨夏四十有余枚書きだした『圓朝』はあまりにも伝記の擒(とりこ)となってしまっていたため...
正岡容 「小説 圓朝 あとがき」
...さぞおとりこみでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...パンパンパンパンふとんを叩いてとりこみます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...こんな狂暴な恋の虜(とりこ)にさ...
山本周五郎 「風流太平記」
...獄へ下して取籠(とりこ)めておくしかない...
吉川英治 「黒田如水」
...彼を綺羅な一室に擒(とりこ)にしてから滅多に訪れて来ることもなく...
吉川英治 「剣難女難」
...ひとりこの孫権が残されていたのみだ...
吉川英治 「三国志」
...およそ捕虜(とりこ)を見るなら...
吉川英治 「新・水滸伝」
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