...あっぱれ協会の飾りともなり...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...驢馬ともなりては...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...各人はあるいは百姓となり、あるいは製糸職工となり、パン屋ともなり、洋服屋ともならねばならぬ...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...こうした外交現象ともなり...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...それが原因ともなり結果ともなって...
戸坂潤 「社会時評」
...今はとても中山殿のお跡を慕うこともなり難し...
中里介山 「大菩薩峠」
...またそういう心持ともなり...
中里介山 「大菩薩峠」
...涙の面ともなり又微笑の面ともなる……さうして眼前の熊野は心の中で泣いてゐるのである...
野口米次郎 「能楽論」
...それより先へは進むこともなりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...光り蟲しげく跳びかへる夜の海の青き面をや眺むらむあてなき瞳遠く放たれ息らひたまふ君が側へに寄りそへるに浪はやさしくさしきたりまたひき去る浪遠き渚に海月のひもはうちふるへ月しらみわたる夜なれや言葉なくふたりさしより涙ぐましき露臺の椅子にうち向ふこのにほふ潮風にしばなく鴎鱗光の青きに水流れ散りてやまずせかれぬ戀魚の身ともなりぬれば今こそわが手ひらかれ手はかたくあふるるものを押へたり...
萩原朔太郎 「歡魚夜曲」
...また己の進歩を知るたよりともなりて...
正岡子規 「俳諧大要」
...それは自己をも他をも人格として認めないところから却って最も無責任なことともなり得るのである...
三木清 「哲学入門」
...又薄情ともなり「東綺譚」「つゆのあとさき」等傍観そのものが文学の敗退を語っているようなものになるのだと思いました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一は体中の諸液を製造して血液、唾液(だえき)、胃液、腸液、膵液(すいえき)、胆汁(たんじゅう)、粘液その他必要の液を尽(ことごと)く供給し、一つ体中諸機関の消耗(しょうもう)を補いて肉ともなり、皮ともなり、毛ともなり、骨ともなりて常に人体の要部を補給するなり...
村井弦斎 「食道楽」
...あるいは病める未来ともなり...
柳宗悦 「工藝の道」
...棒は両端が切先ともなり...
吉川英治 「宮本武蔵」
...母の身にはらくるいのたねともなり...
吉川英治 「宮本武蔵」
...同時にまた争闘の原理ともなり得るのであって...
和辻哲郎 「鎖国」
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