...またキュリー夫妻のために数年前に特に新設されたラジウム研究所の所長ともなり...
石原純 「キュリー夫人」
...但し他所から衾をとってくることもなりませぬからわたくしと一つ寝となりますが...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...いたづらに紙魚のすみかともなりなむなど...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...げに菩薩とは、自分(おのれ)の生きてゆくことが、そのまま他人の生きてゆく光ともなり、力ともなり、塩ともなりうる人です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...時計が米ともなり煙草ともなり酒ともなる...
種田山頭火 「其中日記」
......
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...「文化」は文化住宅式なものともなり更に文化猿又式のものとさえなって了わざるを得なかった...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...それは大ともなり小ともなる...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...新たな主人の実験室ともなり応接室ともなっている...
豊島与志雄 「霧の中」
...強い生活力ともなり闘争力ともなった...
豊島与志雄 「白藤」
...またそういう心持ともなり...
中里介山 「大菩薩峠」
...若旦那を跡取りに立てることもなりません」五娘のお琴は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...又薄情ともなり「東綺譚」「つゆのあとさき」等傍観そのものが文学の敗退を語っているようなものになるのだと思いました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そのまま徒弟を孚(はぐく)むうえでの鞭ともなり...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...笑いを立てる源ともなりつつ...
横光利一 「旅愁」
...それが彼の自責となって成績を阻む病癌ともなりがちだった...
横光利一 「旅愁」
...棒は両端が切先ともなり...
吉川英治 「宮本武蔵」
...人々に究極の浄福を予感せしめる機縁ともなり得たのであろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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