...歿くなった父親にでも聞いて見たらともかく...
芥川龍之介 「妖婆」
...ともかくも運動が続けられる見込はついた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...風さえあればともかくも涼しいわけだ...
大杉栄 「獄中消息」
...御本人もそれがひどくつらい様に見えましたの、それで、スミスがどこかで猿のように芸当を始めようとすると、ジェームス・ウェルキン――というのは籔睨の名ですの――はただ酒場にこびりついているか、単調な田舎道をたった一人でやたらに歩きまわるかするばかりでしたの、ともかく、スミスの方だって、自分の小さいことを気にはしておりましたの...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「見えざる人」
...ともかくもこれにもやはり手首の問題が関係していると言ってもよい...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...特にこゝ六七年間の生活の変転苦難に堪へて、ともかくも、真正直にひとすぢ、己が道を歩みつゞけ得たと信ずることが出来るのは幸せだと思ふ...
富澤赤黄男 「天の狼」
...「心配することはないよ、下手人は今日明日中に判るだろうから」「本当でしょうか、親分さん」「判ったところで、どうもならないかも知れないが、ともかく、落着いているがいい――そう言ったところで、娘二人に死なれちゃ、落着いてもいられまいが」平次の眼には、深い哀憐(あいれん)が動きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ともかく、あんたのいうことはもっともで、わしには気に入らなくもあるさ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...ともかくけしからぬことではあった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...あたし……帯はともかく...
久生十蘭 「猪鹿蝶」
...ともかく、そんなことのために、不幸な人間をひとりこしらえあげることは、あたしは反対です」アマンドさんが、びっくりしたように立ちどまる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ともかく弔辞はすんだんだ...
久生十蘭 「だいこん」
...法規運用問題のほうはともかくとして...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...各自の見解の相違はともかくとして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ともかくお医者に診て貰ったら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「里見十左はともかく...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...かつてのことはともかく...
吉川英治 「新書太閤記」
...ともかく関勝(かんしょう)を宮内府へ呼んでみることにした...
吉川英治 「新・水滸伝」
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