...それはともかくとして...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...そこでともかくも...
芥川龍之介 「羅生門」
...おぼつかない素足(すあし)を運びつつ泣くような雨の中をともかくも長い長い高架の橋を渡ったあわれさ...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...『日本太古(にほんたいこ)の原始的家屋(げんしてきかをく)はともかくも...
伊東忠太 「日本建築の發達と地震」
...ともかく、白け切って二人の論争が一時終わったのを機会(しお)に、私は、「お呼びになりまして……」と進み出た...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...ともかくもこの場だけは外さなければ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ともかくも饂飩を食おうと云うんだろう...
夏目漱石 「二百十日」
...日本橋か芝か、ともかく、飛脚屋と町役人に聴いて、耳朶のない駕籠屋を捜し出し、どこからどこへ、どんな人間を送ったか訊いて来るがいい」「そんなことならわけはありません」八五郎には初めて事件を手繰(たぐ)る緒口(いとぐち)が分りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...呼んで来ましょうか」「ともかく逢って見よう」平次が引受けると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...石井とめという女は、売茶女だとも、銘酒屋女だともいうが、ともかく美妙は、おとめを二百円の身(み)の代金(しろきん)をだして、月三十円かの手当をやり、物見遊山(ものみゆさん)にも連れ廻り、着ものもかってあてがった――後のことは分らないが、はじめの支出を書いた日記を、錦子に開いて見せて、「僕が、こんなことで厭になったのなら仕方がないが、君だけは、小説家としての僕を、知ってくれるはずだが――」と、怨(うら)みっぽくさえいうのだった...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...しかしともかく気まま勝手に片づけてしまうのです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...それで渡しかけていた手をひっこめ、「ともかく、これは預っておく」といって手帳をかくしにおさめた...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...ともかく裸におなんなさいよ」「大阪の夏って憂鬱ね……じゃ...
久生十蘭 「虹の橋」
...ともかく阿母のことは頼むぜ...
牧野信一 「鏡地獄」
...自分が生活の用意としてその学校にいることもかくさなかった...
「今朝の雪」
...ともかく比較の上で安全の多いところへ移すことにして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...五ともかくも日本前代の学者たちは...
柳田国男 「海上の道」
...ともかくもお萱と老僕に洗足をとらせ...
山本周五郎 「菊屋敷」
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