例文・使い方一覧でみる「とめどもなく」の意味
スポンサーリンク...そのうちにあの涙の出やすい目からは涙がほろほろととめどもなく流れ出るに違いない... 
有島武郎 「或る女」
...とめどもなく頬を伝ふのだつた...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...頬と頬とをおしつけて涙をとめどもなく流した...
海野十三 「少年探偵長」
...とめどもなく膨脹拡大する原子変成（アトミックトランスフォーメーション）が数万の雷鳴と地震と旋風とを同時にこの世界に打ちつけ...
海野十三 「放送された遺言」
...やがてはとめどもなく笑いだした...
海野十三 「見えざる敵」
...涙はとめどもなく流れ落ちる...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...涙がとめどもなくこぼれて困つた...
種田山頭火 「其中日記」
...骨を刺す異臭のなか「助けて おとうちゃん たすけて「みず 水だわ！ ああうれしいうれしいわ「五十銭！ これが五十銭よ！「のけて 足のとこの 死んだの のけて声はたかくほそくとめどもなく...
峠三吉 「原爆詩集」
...その口からとめどもなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...とめどもなく街を歩き廻った...
原民喜 「牛を調弄ふ男」
...おなじようなことをいってとめどもなくお辞儀のしあいをしているんですから...
久生十蘭 「猪鹿蝶」
...とめどもなく流れ出す...
久生十蘭 「キャラコさん」
...行ってみると彼はとめどもなく嘔吐しつづけていた...
久生十蘭 「黒い手帳」
...ふり撒かれる血の量もとめどもなくなって...
久生十蘭 「蝶の絵」
...実にとめどもなく急勾配（きゅうこうばい）をころげていた...
本庄陸男 「石狩川」
...偶然のめぐり合わせで肉身のことが聞かれたと思っている薫には涙がとめどもなく流れるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...中の君はましてとめどもなく流れる涙のために茫（ぼう）となって横たわっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...とめどもなくあいそを並べだすので...
山本周五郎 「五瓣の椿」
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