...塩瀬の服紗(ふくさ)に包んだ一管の横笛を袴腰に帯びていた...
泉鏡花 「薄紅梅」
...中に絹の服紗(ふくさ)に包んだものが米ならば一升五合もあろうかと思うほどの嵩(かさ)になっている...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...其は翁が八十の祝(いわい)に出来た関牧場の画模様(えもよう)の服紗(ふくさ)と...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...お待ちなさいよ」言いつつ服紗(ふくさ)包みの小重を取り出し「こちらの伯母さんはお萩(はぎ)がおすきだッたのね...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...人によってはもと服紗(ふくさ)ともいったものを...
柳田国男 「母の手毬歌」
...服紗には物を包む以外のいろいろの使いみちがあった...
柳田国男 「母の手毬歌」
...平包みや服紗包みが前に...
柳田国男 「母の手毬歌」
...かわいい服紗(ふくさ)にちかい小風呂敷(こふろしき)というものがはじまったのである...
柳田国男 「母の手毬歌」
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