例文・使い方一覧でみる「とま」の意味

...ばかりでなく浩平が身のほども知らぬ新しいシャツなど着ていることがおせきの眼にとまったこともあり...
犬田卯「米」

...しばらくすると相談がまとまったのか... しばらくすると相談がまとまったのかの読み方
海野十三「地球盗難」

...掃除人夫のことまで申上げなければならないのですか」「イヤ... 掃除人夫のことまで申上げなければならないのですか」「イヤの読み方
江戸川乱歩「悪魔の紋章」

...一瀉千里の勢いとまでは行きませんが... 一瀉千里の勢いとまでは行きませんがの読み方
大杉栄「獄中消息」

...まとまつてはゐるけれども... まとまつてはゐるけれどもの読み方
田山録弥「三月の創作」

...胸が悪い！　息がとまった！ポポーダーシャはどこなの？　ダーシャ！　（叫ぶ）ダーシャあ！　ペラゲーヤ！　ダーシャあ！　（呼鈴を鳴らす）ルカー　やれやれ！　みんな苺とりに行きましたんで...
アントン・チェーホフ　Anton Chekhov 神西清訳「熊」

...気局雄大なることまさに大陸的なりといふべし... 気局雄大なることまさに大陸的なりといふべしの読み方
永井荷風「断腸亭日乗」

...自分たちと一緒に京大阪から金毘羅（こんぴら）までも……とまでは言わず... 自分たちと一緒に京大阪から金毘羅までも……とまでは言わずの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...海蔵（かいぞう）さんはお見舞（みま）いに枕（まくら）もとまできました... 海蔵さんはお見舞いに枕もとまできましたの読み方
新美南吉「牛をつないだ椿の木」

...などといつたことまで思ひ出して... などといつたことまで思ひ出しての読み方
長谷川時雨「四人の兵隊」

...それが三組か四組になつて（頂上には一人が鳥のやうにとまつてゐた...
牧野信一「毒気」

...（間）そこへ四五日前から杉山が宿（とま）り込みでゆするのよ... そこへ四五日前から杉山が宿り込みでゆするのよの読み方
三好十郎「疵だらけのお秋（四幕）」

...眠りについたかと思うとまたすぐに目ざめていた... 眠りについたかと思うとまたすぐに目ざめていたの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...そこで暇乞（いとまご）いをすることを許された... そこで暇乞いをすることを許されたの読み方
森鴎外「高瀬舟」

...ずっとまえから、義兄の縁で、伊達藩の諸家へ出入りをしていた... ずっとまえから、義兄の縁で、伊達藩の諸家へ出入りをしていたの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...そして、夜になるとまた、同じ策を繰返した... そして、夜になるとまた、同じ策を繰返したの読み方
吉川英治「三国志」

...嬶（かかあ）のことまで思いだしやす... 嬶のことまで思いだしやすの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...それにちがいないのだ）とまで... それにちがいないのだ）とまでの読み方
吉川英治「梅里先生行状記」

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おうぎ平心跋

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